クレジットカードの特典で空港ラウンジを年2回使っています。年会費「2万円」は元が取れている?

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年会費が2万円のクレジットカードを保有し、利用している特典が空港ラウンジのみという場合、その年会費に見合った価値を得られているのか気になる人もいるかもしれません。カードにはラウンジ利用のほかにも各種付帯サービスが用意されていることが多く、活用状況によって実質的な負担感は変わります。 本記事では、ラウンジ利用の価値を整理するとともに、見落としがちな特典も含めて年会費とのバランスを確認します。

空港ラウンジ年2回の価値は約2000円~1万円? 年会費2万円との「差額」の正体

クレジットカードの年会費が2万円ともなると、多くの場合「ゴールドカード」の上位ランクである「プラチナカード」が視野に入ります。こうしたカードの代表的な特典が「空港ラウンジの無料利用」です。
一般的に、国内主要空港の「カードラウンジ」の利用料は、1回あたり1000円~1500円程度に設定されています。年2回の利用なら合計で2000円~3000円分、年会費2万円に対して、わずか1割程度の回収に留まります。「ラウンジでコーヒーを飲み、静かな環境で仕事ができる」という体験価値を考慮しても、これだけでは大きな赤字でしょう。
しかし、これが航空会社運営のラウンジや、海外の豪華なラウンジであれば話は変わります。某大手航空会社によれば、有料でラウンジを利用する場合、1回あたり8000円ほど必要となるケースがあります。
このレベルのラウンジを年2回利用すれば1万6000円程度の価値になります。さらに、年会費2万円のカードには、ラウンジ利用以外にも「目に見えにくい特典」が多く含まれています。
 

「ラウンジ代」だけでは損をする? 年会費2万円のカードで元を取るためのポイント

年会費2万円のカードで「元を取る」ためには、ラウンジ以外にも以下のようなポイントをチェックする必要があります。
 

(1)「旅行傷害保険」の充実度

年会費無料カードの多くは利用付帯ですが、2万円クラスのカードでは旅行代金をカード決済しない場合でも補償される「自動付帯」もあり、補償額も最高5000万円~1億円に達するケースもあります。民間の海外旅行保険に加入すると数千円かかる場合もあるため、年数回の旅行に行く人なら、これだけで1万円以上の価値があります。
 

(2)各種優待サービスの内容

例えば、カードによっては、特定のレストランで2名以上の予約をすると1名分が無料になるサービスが付帯している場合があります。こうした食事優待を1回利用するだけで、数千円から1万円程度の割引を受けることができます。
 

(3)手荷物無料配送

空港から自宅までスーツケースを配送するサービスは通常1回2000円ほどかかる場合があります。仮にこれを年に5回往復で利用すれば、それだけで年会費2万円の元が取れる計算です。
 

元が取りやすくなるサービス「プライオリティ・パス」

「元を取る」という考え方を加速させるのが、世界中のラウンジにアクセスできる「プライオリティ・パス」の存在です。年会費2万円前後のカードには、このプライオリティ・パスが無料で付帯するものがあります。
プライオリティ・パスでは、ラウンジだけでなく、空港内のレストランやリフレッシュ施設などを利用することもでき、1回あたり5000円以上の価値があると考えられます。例えば、あるカードでは年間6回まで利用可能です。なかには、回数無制限のカードもあるようです。
プライオリティ・パスを使って年4回ラウンジを利用すれば、それだけで年会費を上回る価値を得られる計算です。
 

まとめ

空港ラウンジを年2回使うだけでは、年会費2万円の元を金銭的に取るのは難しいのが実情です。しかし、旅行保険による保険料の節約、レストラン優待や手荷物配送などの付帯サービスまで含めて評価すれば、年会費以上の価値を得られるケースも少なくありません。重要なのはラウンジ利用だけで判断しないことです。
自分の利用状況とカード特典を照らし合わせ、使い切れていないサービスを活用できるかどうかが、年会費2万円のカードをお得な1枚に変える分かれ道になるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー