Tinderが「スワイプ疲れ」にAI導入。カメラロール覗いて相性診断するって
虚無からの脱出。
マッチングアプリで右へ左へ、延々とスワイプし続ける…あの目が死んでいく行為に、ついにTinderが「そろそろ限界では?」と気づいたようです。
Tinderが新たなAI機能「Chemistry」のテストを開始しました。この機能、なんとユーザーのスマホのカメラロールにアクセスして、その人の興味や性格を分析するというもの。
旅行の写真が多ければアウトドア派、猫の写真ばかりなら動物好き、ラーメンの写真だらけなら…な、なんだ? まぁ、そういうことです。
スワイプ疲れという現代病
TechCrunchによれば、運営企業のMatch GroupでCEOを勤めるスペンサー・ラスコフ氏が、この機能は「スワイプ疲れ」の対処策だと話しています。
さらにTinderだけでなく、他のマッチングアプリも有料会員や新規会員の減少、ユーザーの疲弊という自体に直面しているそう。みんなどこかマッチングアプリ疲れというか、燃え尽き症候群みたいな状態なんでしょうかね。
実際、調査会社のSensor Towerが出した2025年のデータによると、日本のマッチングアプリ市場は引き続き成長を続けており、市場規模は先進国の中でもアメリカに次いで2番目という高い水準です。
しかも、マッチングアプリの使用時間に限って言えば、2022年5月から2025年4月までの市場別マッチングアプリで見ると、1日あたりの使用分数は日本がトップとなっています。
つまり、多くの日本人が虚無に励んでいるわけです(言い過ぎでしょうか)。指の健康が心配になるレベルです。
あなたの写真フォルダ見られて大丈夫?
さて、投入されたChemistryという機能の仕組みですが、まずはカメラロールを分析することで、プロフィール文章では伝わらない「その人らしさ」を抽出。そのデータを基に、より相性の良い相手を提案してくれるというもの。
なんだか理に適っている一方で、自分のカメラロールって、ざざっと見られて本当に大丈夫かって心配もあります。自分だけのコレクションのつもりでスクショまみれ、友達との飲み会での酔っぱらい写真、誰にも言っていない推し活の宝物たち…そういったカオスな内部事情から「性格分析」されるのは、ちょっと怖いと言えば怖いような。
Tinderは、この機能がオプトイン方式であり、ユーザーが明示的に許可した場合のみカメラロールにアクセスすると強調しています。ただし、データの保持期間やクラウド処理の有無など、具体的なプライバシーポリシーについては明らかにされていないようです。
現状でChemistryはオーストラリアでのみテスト中。ただ、これだけでなく、前述のラスコフ氏は「この機能はユーザーにAIを活用したTinderとのやり取りを提供するものだ」と述べています。おそらく、もっともっとAIがマッチングを後押しするようになっていくんでしょうね。
無限スワイプで親指が腱鞘炎になるよりはマシと思うべきか、最愛の相手に会えるならプライバシーなんて安いものと割り切るべきか…。
Source:TechCrunch , Sensor Tower , SANStraight Arrow News

