OBS

写真拡大

人気ロックバンド「ONE OK ROCK」の結成20周年記念ツアーが、8月16日と17日の2日間、大分市のクラサスドーム大分で開幕します。大分を皮切りに全国4か所を巡るスタジアムツアーで、九州唯一の公演となる両日は合わせて8万8000人を動員予定。15年ぶりのドーム大型ライブとなり、市内の宿泊施設が満室になるなど経済効果をもたらす一方、過去の大渋滞を教訓に交通対策も強化されます。

【写真を見る】ONE OK ROCK大分公演迫る 「予約がバーっと入ってきた」ホテル宿泊料金倍近くアップも満室続出 交通対策も強化

ホテル予約殺到…料金も倍増

「ONE OK ROCK」のライブ開催に向けて、JR大分駅の改札内には、8月7日から特設フォトパネルやポスターが登場し、来場者を歓迎しています。

(通行人)「歌全部好きです。ライブに行くのは初めてなので盛り上がりを楽しみにしています」「歌詞の意味が深くてリズム感が好きです」「大分を盛り上げる要因の一つになると思うので、今後も大物がいっぱい来てくれたらうれしい」

クラサスドーム大分での大型音楽ライブは、2002年のB’zを皮切りに、a-nation、Mr.Children、EXILEと続き、これまで4回開催されてきました。

「ONE OK ROCK」の公演発表を受け、ホテル日航大分オアシスタワーでは、開催が決定した2月17日からわずか10日ほどで157室ある客室が満室になったといいます。

中村康副総支配人:
「経験したことがない勢いの問い合わせや予約がバーっと入ってきた。大変うれしく思っています」

OBSは、大分市ホテル旅館事業協同組合の協力を得てアンケートを実施。27の宿泊施設から得た回答を平均すると、公演当日の宿泊料金を例年より倍近くにアップさせたにもかかわらず、稼働率も2倍に増加し、大きな経済効果が生まれています。

過去の大渋滞教訓に交通対策強化

その一方で、ドームでの大型イベントをめぐっては交通問題も課題です。

2018年に行われたサッカー日本代表戦で、最大10.4キロの渋滞が発生。選手の会場入りが予定より大幅に遅れたほか、大勢の観客がキックオフに間に合いませんでした。

県公園・生活排水課 藤井義久さん:
「当日販売の駐車券を求めて自家用車が殺到してしまった。シャトルバスも出したが、台数がそれほど確保できずに少なかった」

この教訓をもとに県は渋滞対策会議を立ち上げ、駐車場2690台分を用意し、1台5000円で販売。すぐに完売したため、SNSでは「駐車場難民」といった投稿も相次ぎました。

糸永敦記者:
「駐車場がいっぱいとなり、主催者が用意したのは会場からおよそ10キロ離れた七瀬川自然公園です。ここからシャトルバスで向かうことになります」

主催者は、会場から離れた場所に車を停めてバスで移送するパーク&バスライドや、主要駅からのシャトルバスなど様々な交通手段を組み合わせて導入。最大のポイントは、夕方5時半の開演に向け、午前9時台から時間帯を区切って駐車券やバスチケットを販売。来場を分散させる狙いです。

県公園・生活排水課 藤井義久さん:
「バスでの来場はドーム周辺の車両の数を減らして渋滞の抑制に効果的です。今回は交通規制は行わずとも、主要な交差点で信号操作を行えば問題ないと考えています」

15年ぶりの開催の裏には、これまでの誘致活動が実った経緯があります。今回を機にドームの魅力を発信し、さらなる活用につなげたい考えです。

県公園・生活排水課 藤井義久さん:
「地元で見られるのは楽しみでもあるし、誇りにもなると思っています。今回を成功事例として、しっかりと大規模イベントの誘致に取り組んでまいりたい」

大分の音楽シーンに刻まれる白熱の2日間。街のにぎわいを生み、大型イベント開催の可能性を広げる試金石となりそうです。