柿谷が「天才」と呼ばれる苦しい胸の内を明かした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 Jリーグが2月12日に公式YouTubeチャンネルで公開した動画に、昨シーズン限りで現役を引退した柿谷曜一朗氏が登場。“天才”と呼ばれる苦悩を語った。

 2025年シーズンのJリーグの見どころを語る企画に、中村憲剛氏、福西崇史氏、林陵平氏とともに出演した柿谷氏は冒頭、中村氏に「天才と言われるのが嫌だった?」と話しを振られ、「その通り、嫌でした」ときっぱり。これまでのキャリアを振り返りつつ、改めて思いを述べた。

「小学校の頃からコーチに天才と言われていた。勘違いをしたわけじゃないですけど、『俺って違うんや』と勝手に思っちゃったりして。そういうことを言われると、ゴールキーパーとの1対1も普通に決めたら駄目なのかなと。ただ大事なところでミスすると『天才なのに』と言われるのが、自分のなかではすごく重くのしかかっていました」
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 ゴール前のフィニッシュも、「普通ではダメ」だとプレッシャーを感じていたという。

「簡単にやればいいのに、周りの目があるから、難しい風にやってみよ、となってしまって、失敗すると『何してんねん!』ってなるじゃないですか。ただ成功した時はめちゃくちゃ気持ちいいんですけど、それと自分の気持ちが釣り合ってなかったですね」

 またゴールを決めた後の表情で悩みも。「どういう顔をしていればいいかも難しかった」とし、「(ゴラッソを決めて)自分では『すごっ』と思っても、周りにはさすが天才って言われるから。そういう(大きく喜ばないような)顔をしていないといけなかった」と明かした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部