台米防衛産業協力フォーラムの開会式であいさつするラダー前米太平洋海兵隊司令官

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(台北中央社)台湾を訪問しているスティーブン・ラダー前米太平洋海兵隊司令官は3日、北部・台北市で行われた台米防衛産業協力フォーラムに出席した。ラダー氏は「世界でアジア太平洋より重要な地域はない」との認識を示し、台米の最終的な目標は共通作戦状況図を共有して同じ指揮統制や情報通信などの装備で意思疎通と協調を図り、インターネットと武器システムをつなげることだと語った。

ラダー氏は、米国は台湾の「自主国防」への関与を通じて国際社会で台湾を助け、台米間の経済や人と人の関係を拡大させるだけでなく、より強固なものにすることを望んでいると強調。また新型コロナウイルスの収束後には、サプライチェーン(供給網)の復旧だけでなく、強靭(きょうじん)な抑止力に焦点を当てる新たな方向性を見いだし、脅威への抑止力強化で台湾を支援すべきだと述べた。

ラダー氏は米防衛企業25社の関係者らを率いて訪台。国防部(国防省)のシンクタンク、国防安全研究院によると、2日には同院を訪問し、台湾が直面する安全への脅威やインド太平洋地域の安全保障の現状、ロシアによるウクライナ侵攻が及ぼす影響などについて話し合ったという。

(游凱翔/編集:齊藤啓介)