【前園真聖コラム】第435回「2022年日本のサッカーにとって素晴らしかったこと」
今年は何と言ってもカタールワールドカップに尽きるでしょう。ベスト16は2018年ロシアワールドカップと同じ成績でしたが、今回のほうがより多くの人の関心を集めたのではないかと感じています。
大会後には吉田麻也キャプテンが選手たちにメディア出演を呼びかけたこともあって、メディアの露出が増えました。毎日何かしらの話題が出てきて、再びサッカーに熱気が戻ってきたと思います。
この盛り上がりは、日本が世界の強豪と戦ったときに勝つための方策を見つけたからということが言えるでしょう。日本の進歩が明らかになったという素晴らしい年でした。
ですが、そこで課題も見つかりました。ドイツ戦、スペイン戦での全体的なデータや内容には日本が検討しなければいけない材料がたくさんありました。ポゼッション率、シュート数など、対戦国よりも大きく劣っていたのです。
今回は勝ちましたが、それは一発勝負での話。10回対戦して何回勝てるかということを考えると、やらなければいけないことが多いのは明白です。ここで見えたことをどう2026年ワールドカップにつなげるかが大切です。
明るい気持ちで振り返りつつも、年を越すころにはもう一度気を引き締めたいと思います。それではみなさま、よい年をお過ごしください。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
関連情報(BiZ PAGE+)

1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。