竹原慎二氏(写真:中井幹雄/アフロ)

写真拡大

プロボクシング元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二氏(50)が2022年12月7日にユーチューブチャンネルを更新し、詐欺の疑いで逮捕された人気キックボクサー・ぱんちゃん璃奈こと岡本璃奈容疑者(28)に言及した。

報道によると、岡本容疑者はプロ格闘家の那須川天心さんと武尊さんのサイン入りポスターを偽造し、ネットオークションで販売。9万9900円をだまし取った疑いがある。容疑を認めているという。

「バレたら逮捕されるのが分からないのかね」

竹原氏は過去に自身のサインがインターネットで販売されているのを確認したといい、ファンでない人物が販売目的でサインを請うことに嫌悪感を示した。

竹原氏は「こういうことをする悪い奴がいると思ったら(サインを)書けないよね」とし、「この子(ぱんちゃん璃奈)はそれ以下のクズだね。本当にダメだよね。なんで分からないのかな。たとえ売れたとしてもバレたら逮捕されるのが分からないのかね」と厳しい論調で批判した。

さらに「生活費のためだったら働けよ。バイトしろ」と続け、「格闘家にしてもなんかあればスポンサーを見つけて楽をしてやりたいという奴が多い。俺はこういうのが嫌なんだよ。そりゃみんな楽して格闘技一本でやりたいよ。そういう楽してやる奴応援したい?」と問いかけた。

竹原氏は広島の中学を卒業後、プロボクサーを目指して上京した。89年5月にプロデビューし、全日本新人王、日本王者、東洋太平洋王者と着実に歩を進め、95年12月にWBA世界ミドル級王座を獲得。日本人選手として初めて世界ミドル級のベルトを巻いた。

竹原氏によると、東洋太平洋王者になるまでは7時から17時まで肉体労働をし、それからジムに足を運んだという。日本王者になるまでは試合の3日前まで働き、当時はそれが当たり前だったという。

竹原氏は今回のぱんちゃん璃奈の事件を踏まえて「一番はすべて頑張っている子を応援したいので横着なことを考えずに頑張ってもらいたいね」と締めくくった。