石川遼も驚くアマが強い“新時代” 下部ツアーVを遂げた山下美夢有の弟・勝将がアジアナンバー1を目指す
今年9月に国内男子ツアーの「パナソニックオープン」で史上6人目のアマチュア優勝を遂げた蝉川泰果が、今度は95年ぶりにアマチュアとして「日本オープン」を制し、ツアー史上初のアマ2勝を挙げて話題となった。金谷拓実、中島啓太がアマチュア優勝を遂げるなど、ここ数年のアマチュアの活躍を見て、2007年に15歳でアマチュア優勝を遂げた石川遼は「時代が変わりましたね」と話した。
石川も感じる“新時代”の到来だが、下部のABEMAツアーでは今年3人のアマチュア優勝が誕生している。その一人が、近大マグロをモチーフにした大学のキャラクターを胸につける山下勝将(まさゆき、近畿大2年)だ。
今季3勝を挙げる山下美夢有が1歳年上の姉。姉の活躍に刺激を受けながら9月の「ダンロップフェニックスチャレンジ」で初日から首位を守って完全優勝を遂げた。世界アマチュアランキングは97位(10月19日現在)となり、アジア太平洋地域ナンバー1決定戦には日本の“エース格”として出場する。
「松山英樹さんや金谷拓実さん、中島啓太さんが優勝してきている大会なので、自分も刺激を受けて出たいと思っていた試合」と優勝すれば来年の「マスターズ」に出られるという高いモチベーションもある。
火曜日に続いて水曜日も18ホールをラウンドしてコースをチェック。7500ヤードを越えるロングコースで、フェアウェイは広いが池やバンカーが点在する。「風が強くて、しっかりコースマネジメントしていきたい」と話す。得意クラブはパターで山下の屋台骨。「グリーンの目が強くて傾斜以上に曲がったりする。この2日間であまり入っていない」。タイ特有の芝に苦労しながらも、帯同するナショナルチームのガレス・ジョーンズコーチにアドバイスをもらって対策を練っている。
山下を語る上ではやはり美夢有の存在は欠かせない。1歳年上だが姉の活躍に刺激を受けることも多い。今大会前にも姉から「暑さがあるので水分補給をすることと、風のアドバイスをもらいました」と“タイ”攻略のヒントをもらい、「自信はあります」と語気を強めた。“新時代”を形成する山下が日本人史上4人目のチャンピオンを目指して4日間戦い抜く。(文・小高拓)
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