取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】

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本拠地・アスレチックス戦に15勝目をかけて先発登板

エンゼルス ー アスレチックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地のアスレチックス戦で今季15勝目をかけて先発マウンドに上がる。注目されるメジャー初の規定投球回まで9イニング。フィル・ネビン監督代行は「長く投げるのを見たい。最近はブルペン陣を使っているので、休ませることができる。長い回を投げられたら素晴らしいね」とイニングイーターとして期待した。

 前回登板23日(同24日)の敵地・ツインズ戦では5回7奪三振3安打2失点。自己ワーストタイ7四死球と荒れたものの、自身4連勝となる14勝目をマークした。まさにエースの投球。6月から指揮を執るネビン監督代行は「彼が登板する時しか自分の両親に連絡しないんだ」と話し、報道陣の笑いを誘った。

 米メディアから「オオタニは完全試合達成にどれだけ近づいているか」との質問も飛んだ。ネビン監督代行は「球界では1度も完全試合を達成していない偉大な投手がたくさんいる。たくさんのことが起きなければ実現しないことだ。オオタニが完全試合を達成する能力があるかと言えば、当然ある。あれだけの球を投げる投手だから能力はある。彼がマウンドに上がる度に何か特別なことが起きることを期待する。完全試合もその特別なことの1つだ」と期待を込めた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)