メッシ「バルサ電撃退団、PSGでのブーイング、CL衝撃敗退」を赤裸々に語る
PSGへ移籍した激動のシーズンを戦い終えたリオネル・メッシ。
『TyC Sports』のインタビューで様々な話題について語った。
リオネル・メッシ
「(バルセロナからPSGへの移籍)
プレースタイルに慣れる必要があった。
ずっとひとつのプレースタイルに慣れていたところから違う場所に来たからね。
違うプレー、違うサッカー、新しいチームメイト…。
バルセロナではずっと一緒にプレーしてきたチームメイトたちがいて、僕のことをすごくよく分かってくれていた。
全てが新しかった。加入が遅くなったので、リーグでのスタートも遅れた。
その後、膝を痛めたり、いろいろなことが重なり、調子が出なかった。
3〜4試合連続で出場することができなかった。
(年末年始の)休みになり、『さら、新しい年がくる。エネルギー満タンで帰ってくるぞ、変わるんだ、適応は終わった』と思っていたら、コロナに感染してしまった。
「人生でずっと同じ場所にいた後だから、自分の年齢だと簡単ではない。
(若い当時は)望んでいなかったし、想像もしていなかった。実際、難しいシーズンだったよ。
バルセロナでは全てがあった。若い頃に母国を離れたので、アルゼンチンよりバルセロナでの暮らしのほうが長い。とてもよくやっていた。実際、何も変えようとは思っていなかったんだ」
「(異例だった2021-22シーズン)
想像もしていなかったというのが事実さ。
念願だったコパ・アメリカで優勝を成し遂げた後に全てが変わった。
幸せが訪れていたし、バルセロナで全て前の年と同じことが続くと思っていたんだ。
その最中に全てが起こり、大変な変化だった。正直、難しい年だった。適応は楽じゃなかったからね」
(PSGでの新シーズンに向けて)
状況を好転させられるかを考えている。そして、クラブを変えたのにうまくいかなかったという思いを残さないこともね。
今年は違うはずさ。準備ができている。クラブも街も知っているし、ロッカールームやチームメイトとももっといい感じなった。違うものになるはずさ。
(CL敗退後のPSGファンのブーイング)
自分にとってもなかったことだった、異なる状況だった。
バルセロナでは絶対になかったし、真逆だった。
人々が怒るのは理解できる。PSGにいる選手たちやこのチームを考えればね。
ああいう形で敗退になる状況になるのは初めてではなかったからね。怒りは理解できる。
僕とネイ(マール)へのブーイングに同意するか否かはあれだけど、僕らに白羽の矢が立った。で、あれが起きた。
(CL敗退となったレアル・マドリー戦について)
この大会に野望を抱いていたから、ああいう形になったのは痛かった。
僕はずっと近くで見てきたから、レアルがどんなものかを知っている。
試合でああいうことが起きうることもね。彼らは何もないところからゴールを奪い、試合は自動的に変わってしまうから。
最初の15〜20分次第であることとも分かっていたし、その時間帯を過ぎれば試合は変わる。
でも、変なプレーやゴールがあったら、また変わってしまう。そうなる可能性は分かっていた。
それは僕らだけでなく全てのチーム(チェルシー、マンチェスター・シティ、リヴァプール)にも起きたし、初めてのことではない」
バルセロナを退団するとは全く考えておらず、PSGへの適応に苦しんだことを認めていた。
そのうえで、PSG移籍を失敗にしないためにも、来シーズンは違うものにしたい思いが強いようだ。