あらゆる部位を用いる日本の焼き鳥は、食材に対する最大の賛美である=中国メディア
記事は、残暑厳しい昨今は冷たいビールに串焼きが恋しくなるとした上で、日本料理の中で中国の串焼きに近く、なおかつ独特の雰囲気を帯びているグルメとして焼き鳥を挙げた。
そして、日本の焼き鳥は明治時代に生まれたものの、当時は雀の肉などを焼いていたとし、鶏肉を主体とする焼き鳥が本格的に食べられるようになったのは戦後であると紹介。食糧難の時代の闇市で多くの日本人の心を掴んだ焼き鳥は、1950年代に鶏肉が安価で安定的に供給されるようになって一気に普及、全国各地で食べられるようになり、日本を代表する食文化の一つになったことを説明した。
その上で、日本各地には数多の焼き鳥専門店や、焼き鳥を看板メニューにする居酒屋があり、その中でも上等な焼き鳥店は鶏のありとあらゆる部位を十分に食材として利用すると指摘。「鶏の全てを食べ尽くす、というのは、食材に対する最大限のリスペクトであり、賛美であるのだ」と評している。
また、肉の部分以上にバリエーションが豊富な内臓には、弾力のある心臓のハツ、トロッとした食感を持つ肝臓のレバー、強い歯ごたえを持つ砂肝、卵になる前の卵黄部分である「きんかん」と、これに輸卵管の「ひも」が一緒になった「ちょうちん」、精巣の白子、レバーに似ているも少し淡白な腎臓の「背肝」などを紹介。このほか、軟骨やつくねなどを取り上げており、使用する部位の分類の細かさは店によって異なるとした。
香ばしいにおいと、さまざまな食感が楽しめる焼き鳥。お店でお酒を飲みながら、ゆっくりと心ゆくまで焼き鳥を堪能できるようになる日が、待ち遠しい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
