謝罪を求める声が噴出したビリー・アイリッシュ(画像は『BILLIE EILISH 2021年6月13日付Instagram「i’m tireeeddddddd」』のスクリーンショット)

写真拡大

ビリー・アイリッシュ(19)がプライベートで撮影したとみられる動画が流出し、ファンの間で波紋を呼んでいる。ビリーがアジア人を蔑んだり人種差別的な言葉を使う場面を集めたもので、SNSでは「謝罪しろ」「彼女をキャンセル(排除)してくれ」といった怒りや批判の声が殺到している。

騒動のきっかけとなったのは、今月14日に「@lcxvy」というTikTokユーザーが公開したビリー・アイリッシュのまとめ動画だ。過去にビリーが人種差別的な発言をしているとされる映像をいくつか集めたものだが、元のビデオがいつどのような状況で撮影されたのかは明らかになっていない。

ビリーが自撮りしたものを集めた動画のうち、中国系人種を侮辱する「チンク(chink)」というスラングを口にする場面が見られる。

次の映像ではビリーがアジア訛りの英語を話しながら兄フィニアスをあざ笑ったり、当時はまだ学生だったビリーがアジア人を馬鹿にするようなシーンなども登場した。

現在ビリーは多くの10代にとってのアイコンであり、ロールモデルになっている。そのため彼女のファンは大きく失望したらしく、SNSでは批判や怒りのコメントで溢れ返った。

「後世に残すために、自分自身が汚いことをしていることを記録するなんて素敵ね。皆覚えておいて。インターネットの中では絶対に消えないってことを。」
「彼女をキャンセル(排除)してちょうだい!」
「ビリーはこれまでに何度もアジア人を差別してきた。Cワードを言ったり、アジア訛りを真似したり。でも誰もそのことについて話さなかったんだよ。」
「ビリーは失敗したな。」

他にも「ファンをやめる」「吐き気がする」「中国系米国人に謝罪しろ」といった声も殺到した。

一方で、この動画はビリーがチック障害を起こすトゥレット症候群が原因なのではと主張するファンもいた。ビリーは2018年にこの病気であることを告白したが、音声ではなく動作性の症状(運動チック)を起こすと明かしている。

ちなみにビリーは、数日前にも批判の的になったばかりだ。6月初めにリリースした最新シングル『Lost Cause』のMVの舞台裏写真を自身のInstagramで発表した際、「女の子達を愛してる」との言葉を添えたことから「クィアベイティング(LGBTQ+を食い物にする)」をしていると非難が殺到していた。

画像は『BILLIE EILISH 2021年6月13日付Instagram「i’m tireeeddddddd」、2021年6月10日付Instagram「i love girls」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)