リオネル・メッシがクラブに不信感?

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 バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、ブラジル代表FWネイマール(パリSG)の復帰についてクラブに不信感を抱いている。スペイン『マルカ』が伝えた。

 2013年5月にバルセロナに加入したネイマールは、2017年8月に2億2200万ユーロ(約264億480万円)でパリSGに移籍。在籍2年で公式戦58試合51ゴールを記録したが、クラブが野心を燃やすUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げられず、サポーターの批判の的となり、今夏の移籍が盛んに報じられていた。

 パリSGのレオナルドSDは「満足のいくオファーがあれば放出の可能性もある」と容認していたが、バルセロナ側からのオファーは納得できる内容ではなかったようで、交渉は移籍市場閉幕の数時間前まで続いたが、ネイマール復帰は実現しなかった。

ネイマールには再びこのクラブに来てほしかった」とスペイン『スポルト』に語ったメッシ。「がっかりしていない。僕たちは素晴らしいチームだし、すべてのタイトルを争うことができるはずだ。ネイマールがいなくてもね」と前を向いている。

 一方でメッシは「パリSGとの交渉が簡単ではないのも確かだ」と前置きをした上で、「正直に言うと、バルセロナが彼の復帰を成立させるためにやれることをすべてやったのか疑問だ」とクラブの対応に不信感を抱いているようだ。

「スポーツ面からネイマールは世界最高峰の選手。クラブとしては、肖像権やスポンサー料という観点からも大きな飛躍になっただろう」

 また、メッシがクラブにネイマール復帰を要求したという報道もあったが、「僕からクラブに要求したことはない。僕はただ自分の意見を述べただけだ」と否定している。