[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年8月13日放送の「仰天コロンブス」では、するめとあたりめの違いについて調べていました。

お酒のおつまみとして定番のするめ・あたりめ。ふたつの呼び名の違いは何なのでしょうか?


これはするめ?あたりめ?

意外な事実が発覚

するめとあたりめの違いについて、番組が街頭でインタビューすると、

「味の違い」
「切ったものと一枚丸ごとの違い」
「乾燥のさせ具合が違う」

といった意見が出ました。

ですが北陸の海産、珍味を扱うホクチン(金沢市)の担当者によると両者に違いはなく、同じイカを開いて乾燥させたものなのだそうです。

しかし、縁起を担ぐために呼び名を変えているのだとか。

「するめ」の「する」はお金を掏る、かけ事で摩るなどと縁起が悪いため、「当たり」という縁起の良い言葉を使ってマイナスイメージを払拭しているのだそうです。

ただ、同じものではありますが、ホクチンでは、商品を区別するためイカ一匹丸ごとのものを「するめ」、カットしたものを「あたりめ」として商品を販売しているそうです。

また、このように縁起を担ぐ言葉はほかにもあり、料理業界では、すり鉢すりこぎのことを、「当たり鉢」「当たり棒」といい、ゴマをすることも「ゴマをあたる」というそうです。

同様に美容業界では、ひげをそることを「ひげをあたる」と言ったり、青果業界でも梨のことを「ありの実」といったそうです。

とっても粋な言葉ですよね。

(ライター:りえ160)