YouTubeの広告を全自動でスキップ! 超カンタンなAdBlockの使い方と活用のコツとは?

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YouTubeで動画を視聴すると、冒頭や再生途中で広告映像が流れることがある。広告が挿入されるのはすべての動画ではないものの、盛り上がっているところで急に広告が流れると、
「何だよ!」
と不満に思ってしまう人も多いだろう。

そこで便利なのが、Webブラウザー用の機能拡張である「AdBlock」というツールだ。
これをお使いのブラウザーにインストールするだけで、YouTubeの広告を全自動でブロックしてくれるのだ。


■幅広いブラウザーに対応した広告ブロックツール
「AdBlock」は、ブラウザー上で動作する“機能拡張”と呼ばれるプログラム。
面倒な操作は一切不要で、インストールするだけで閲覧中のWebページで検知した広告をシャットアウトしてくれるのだ。
対応するWebブラウザーは、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefox、Operaの5種類。

今回はGoogle Chromeで実際に利用して、YouTubeでの動作を確認してみた。

なお、AdBlockのインストール後に、寄付を案内する画面が表示されるが、関心がなければそのまま画面を閉じればよい。


インストール後に活動資金の寄付を募る案内が表示される。これはあくまでも任意なので、そのままタブを閉じればOKだ。



■広告映像が一切流れない! YouTubeを快適に視聴できる
インストールが終われば、あとはそのままいつもどおりYouTubeにアクセスすればOKだ。広告が流れていた動画も、AdBlockのインストール後は、きれいサッパリ広告がブロックされ、きわめて快適に動画を視聴できた。
もちろんシーク(再生位置の移動)をしても、途中で広告が再生されることはない。


AdBlockのインストール前には、このような広告映像が流れていた。早く見たいのに、冒頭から広告で肩透かしを食らうのは非常にイライラする。



AdBlockのインストール後には、このようにいきなり本編の再生が始まる。イライラから解放され、快適に視聴できるようになる。



■必要に応じて一時停止や実行しないことも可能
AdBlockは便利なツールだが、閲覧するWebサイトによっては、必要なコンテンツが広告と認識されてしまい、表示に支障が出ることがある。
そんなときは、AdBlockのアイコンをクリックして、一時停止や、そのサイトではブロックを無効にすることも可能だ。


コンテンツの一部が広告と認識されてブロックされてしまうときは、ブラウザー右上に表示されているAdBlockのアイコンをクリック。表示されたメニューから「このサイトで一時停止する」「このページ上で実行しない」などを選択すれば、ブロックを解除できる。



■動画サイトによっては“広告ブロック封じ”がされている場合も
広告映像は、ユーザーにとってはうっとうしいだけだが、運営元のサイトにとっては重要な収入源でもある。中には、AdBlockのような広告ブロックツールを締め出すべく、対策を行っているサイトもある。

たとえば、民放テレビ局の公式ポータルサイトである「TVer」では、AdBlockを有効にした状態で動画を再生しようとすると、警告画面が表示されて再生できないようになっている。

このような場合は、先ほど解説したようにAdBlockを一時停止するなどして視聴しよう。


AdBlockが有効の状態で「TVer」の動画を視聴しようとすると、「広告をブロックするプラグインが有効になっている場合、無効にしてから再度お試しください」と表示される。



今回は実際にAdBlockを利用してみたわけだが、
「広告がなくなると、こんなにもストレスがなくなるのか!」
このことを、あらためて実感することができた。

もちろんYouTubeを利用している人は、広告での収益があるからこそ無料で動画視聴を楽しめていることも十分に理解されていると思う。

それでもYouTubeの広告に不満が溜まっているという方は、AdBlockを試してみてはいかがだろうか。

「AdBlock」


執筆:しぶちん(ITライター)