「年下上司・年上部下」、失敗しない付き合い方
個人が抱く感情までは変えられないが、職場の人間関係がギクシャクしてしまうことを避けるために、何に気をつければよいか。職場風土やおのおののパーソナリティー、経験・能力、年齢差などにもよるが、ここでは大原則として、以下をお伝えしたい。
まず年上の部下を持ったら、相手を尊重しつつも、自信を持って指示を出すようにしたい。遠慮が先に立てば、かえって相手のプライドを傷つけてしまう。逆にポジションパワーを盾に、上から目線の物言いをするのも論外である。「社会人の先輩」に対する最低限の礼儀は守るべきだろう。一方、年下上司に対してはこの裏表である。先輩風を吹かせることは禁物だ。
そして、お互いの役割についても共通認識を持っておきたい。職場はチームであり、それぞれが補い合ってこそ強くなれる。例えば相手が年上部下なら、その経験や人脈を生かせるような業務を任せる。年下の上司の下で働くなら、職責を意識しつつも必要に応じて助言する。こうすれば、チームもうまくまわるだろう。ポイントは、コミュニケーションの総量を増やすことである。そうすれば、相手の思いに近づくことができるからである。
そのときは、ぜひ上司から声掛けを。初めが肝心である。
(文=高橋美紀<中小企業診断士>)
