民進党の山尾志桜里衆院議員(2016年4月撮影)

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「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名ブログの投稿者が2017年9月8日、自身のツイッターアカウントで、山尾志桜里・衆院議員(43)の「W不倫騒動」に言及した。

山尾氏は16年2月に「日本死ね」のブログを国会で取り上げ、待機児童問題の解決を訴えたことで脚光を浴び、同年3月の民進党発足時には政調会長に抜擢された。そんな山尾氏の不倫報道について、発端となったブログの投稿者は、何をつぶやいたのか。

「潔白であればきちんと...」

今回、山尾氏の不倫報道について言及したのは「保育園落ちた人」(@hoikuenochita)というツイッターアカウントだ。

このアカウントは、16年2月に投稿され大きな注目を集めたブログ記事「保育園落ちた日本死ね」の「中の人」だとプロフィール欄で説明。実際、ブログ記事の本文中にも、このツイッターアカウントへのリンクが張られている。

この「保育園落ちた人」は17年9月8日朝の投稿で、「週刊文春」(9月14日号)に報じられた山尾氏と倉持麟太郎弁護士(34)のW不倫報道について言及した。

投稿ではまず「不倫は良くないです」とピシャリ。その上で、山尾氏が7日夜の会見で「男女の関係はない」と報道内容を否定したにも関わらず、民進党を離党したことについて、

「じゃあ何で離党するの?って疑問がわいてきます」
「潔白であればきちんと会見をして記者からの質問にもちゃんと答え堂々とした態度を見せて欲しかったとも思います」

との苦言を呈した。また、山尾氏が1児の母であることを踏まえて、

「やっぱり一番傷つくのは子供だと思うから、きちんと心のケアをしてあげて欲しい」

とも要望していた。

「不倫どうこうよりも待機児童の方を...」

ただ、「保育園落ちた人」は今回の投稿の中で、「ただ個人的には不倫どうこうよりも待機児童の方を早く何とかして欲しいって思います」とも言及。その上で、

「不倫報道と同じ様に待機児童の事も報道して同じ熱量で議論出来れば何か変わると思うんです」

ともコメント。その上で、「個人的に政治家って日本が良くなる事をどんどん実行実現していく能力さえあれば私生活はどうでもいいと思うのですが、そういう訳にもいかないですよね」と複雑な心境を覗かせていた。

こうした一連の投稿について、ツイッターやネット掲示板では、「そうですよね私生活より能力ですよね」といった共感の声が広がる一方で、「(不倫を)軽く見すぎじゃないですか?子供に対する裏切りでしょ」と反発するユーザーも。

なお、「日本死ね」などと記したブログを書いた投稿者は、過去に複数のメディアのインタビューに応じている。そのうち、16年12月23日にウェブ配信された「週刊朝日」記事によれば、投稿者のプロフィールは、東京都内に住む30代の女性で、夫と共働きをしている1児の母という。