くさい、ネバネバなどの納豆嫌いを乗り越えて新種の納豆開発に活路
1月5日放送、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)では、納豆嫌いを乗り越えろ。多くの外国人が宿泊する東京港区のホテル ヴィラフォンテーヌ東京では、朝食バイキングで出される納豆は手がつけられずスルーされることが多いとのこと。実際に食べてもらうと、とても不評となってしまった。東京・銀座の茨城マルシェでは、さまざまな種類の納豆が売られている。
スーパーにはさまざまな納豆が売られているが、どれも値段は3パック100円以下で、各メーカーは価格競争に突入している。常陸太田市の納豆製造会社・金砂郷食品は、かつでは114億円を売り上げていたが、大手メーカーだったのが7年前に価格競争に耐え切れずに倒産。その当時の執行役員だった永田由紀夫さんが事業を引き継いで、金砂郷食品として再出発したが、現在、赤字が続いて生産ラインの半分が止まっている形だ。そこで永田さんは粘らない納豆「豆乃香」に注目した。
豆乃香を開発したのは、茨城県工業技術センターだ。普通の納豆菌は糸を引くのに対して、豆乃香は、糸を引かないのが、粘らない、粘りのなさの秘訣。永田さんは豆乃香の製造を進めている茨城県内の別のメーカーとのミーティングに参加した。
10月にドイツの食品見本市に豆乃香を出展する方向性だ。実は海外に売り込むのはこれが2回目。去年の1月にフランスに売り込んだが契約にはいたらなかったという経緯がある。どうすれば海外に売り込めるか。各メーカーがアイデアを持ち寄った。
永田さんは納豆を使ったパテを製造。フレンチシェフに使用法などのアイデアをうかがってみた。金砂郷食品では、パテの改良を開始し、常温で保存ができるようなph値にするための試作と研究が繰り返されているのだった。
常温保存が可能となった納豆ペーストは好感触。ペーストを食べた人は豆乃香も気に入ってくれた。最終的に3社合わせて17カ国50社からの引き合いがあった。豆乃香を気に入ってくれたバイヤーに呼ばれてフランスパリへ。豆乃香を使った料理、豆乃香ミルフィーユなどを開発した。その他、豆乃香ワッフルなどがある。オリジナル食品を作ってヒットを狙う。
日本人が長寿なのは、発酵食品を食べてきたからという歴史がある。日本では古くから微生物の活動を食品加工に取り入れ、さまざまな発酵食品を作ってきたのだ。
