芥川賞作家羽田圭介、又吉便乗で19万部突破
12月20日放送、「情熱大陸」(TBS)では、小説家 羽田圭介。2015年7月16日、芥川賞を又吉直樹とともに受賞し、話題となった。又吉に便乗した人気は上昇し、本人も便乗できて良かったと語る。羽田のコメントは話題となり、メディアに引っ張りだこになっている。芥川賞を受賞してからテレビ出演は90本を超え、講演会も激増し、若い層のファンも急増した。180センチの長身に彫りの深さから女性誌ではグラビアも撮影。本が売れない時代だが、又吉効果で受賞作は19万部を突破した。
芥川賞作家の羽田圭介は庶民感覚がウリで、タクシー移動の際も、これが自分のお金だったら絶対に電車移動していたと語る。ラジオ局に到着するとファンの出待ちを受け、楽屋のお弁当を食べてファンからの差し入れも一気に食べてしまった。
芥川賞受賞作「スクラップアンドビルド」は、介護問題を冷めたユーモアで描き、審査委員の宮本輝は、計算されたユーモアでないと感じさせる技量があると語っている。
2003年、17歳のときに「黒冷水」で文藝賞を受賞し、作家デビューを果たすと、リアルを大切にする作風を貫いてきた。羽田はこれまで大学を出てサラリーマンを経験したあとに専業作家となっていた。いくら執筆しても本屋に置かれない不遇の時期を乗り越えて、やってきた。貧乏時代に羽田はなんでも自作しており、フローリングからスピーカーまで自分で作っていた。そんな時代を経たからこそ、なりふり構わず宣伝に奔走することができる。今は20万部を目指している。
テレビ出演は、書きたくない執筆物を書かなくてよくするため、出演している。副収入を増やして、書きたい仕事に専念するためだ。現在では、小説を読んでいないファンも増え、そういった人との交流は複雑な心境になる。今作では、ゾンビと小説家たちのサバイバルゲームを書いたエンターテイメント性が高い作品に挑戦している。ネタ帳は初稿が1,300枚もあるのに、修正や校正で500枚にまで削ることもある。読みやすさという要求を編集からされるため、文章を削りに削ることで、対応している。バラエティ出演はもちろん宣伝のためと、生活を楽にして余計な文章を書かなくてよくするため。又吉と同時受賞で一気に話題となった羽田圭介の挑戦は続く。
