なぜ私たちは肉を食べるのに、犬や猫の虐待には耐えられないのか。早稲田大学文学学術院の村松聡教授によれば、人間を含む動物の命の重さをどう決めるか考えるとき、生きていたい欲求を尊重する「生存権」が引き合いに出される。しかし、生存権という考え方には大きな落とし穴があるという――。※本稿は、村松聡『つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて』(角川新書)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/nik