水道料金値上げの波 -「雨水を使う」という選択!節水と防災に役立つ「雨水インフラ」

写真拡大 (全15枚)

デンカアステック株式会社

デンカアステック株式会社(代表取締役社長:後藤一之、本社:東京都港区)は、水道料金の値上げやインフラ老朽化が進む中、「雨水」を生活用水として活用する新しい水インフラを提案いたします。千葉県では約30年ぶりとなる水道料金の値上げが予定され、約309万人に影響が及ぶ見込みです。また、日本全体でも、2046年までに約96%の事業体が水道料金の値上げを必要とし、平均約48%の値上げが想定されるなど、水道インフラの維持は大きな社会課題となっています。こうした背景の中、当社は「捨てる雨水」を「使える水資源」に変えることで、節水と防災が両立する新たな生活インフラの構築に取り組んでいきます。



=============================================


2046年 水道料金は約1.5倍へ 「水をどう確保するか」が今後の社会課題に


=============================================



■水道料金値上げが当たり前の時代へ

水道料金の値上げが全国的に進んでいます。水道管の老朽化、人口減少による収益減、更新費用の増大がその原因です。これまで「安くて当たり前」とされてきた水道インフラは、維持そのものが困難な局面に入りつつあります。

<生活者への影響>
光熱費・物価上昇に加え水道料金の値上げは直接的な家計へ圧迫増

<自治体への影響>
老朽化インフラの維持が困難、更新できない地域の増加、人口減少問題も加速

<事業者(工場・飲食等)への影響>
水コストの上昇による経営不安、安定供給へのリスク






=============================================


「雨水利用」が「節水」にも「防災」にもなる新たな可能性


=============================================



デンカアステックは、約70年以上にわたる雨どい製造の技術と、雨水の集排水技術を活かし「雨水を生活用水として利用する」という新たな選択肢を提案。PURE EDENはその第一歩であり、循環機能付きで綺麗な水質の雨水を100L貯水可能。日常では、散水やトイレ洗浄水として家庭で使う水の20%を雨水で補い、災害時は無電力でトイレ洗浄することができる雨水タンクです。









■ 雨水利用の実証事例



<五島列島「赤島」プロジェクト・長崎県>


水道がない離島(長崎・赤島)で雨水だけで生活できる仕組みを構築。


「雨畑(集水面 約50平方メートル )」を設置し雨水を集め、貯水タンク+浄化+IoT監視システムで水を供給。


・宿泊施設「赤島の家」に実際に供給


・島の生活用水はほぼ100%雨水(雨水利用が生活の前提)


・大学がシステム化・高度化を支援










<商業施設「コノジナガヤ」雨水プロジェクト・福井県>
コノジナガヤ雨水(あまみず)プロジェクトでは、最新鋭の雨水利用システムで屋根に降ったキレイな雨水だけを3600L (タンク3つ)のタンクに溜め、飲用レベルに水質を高めてシェアキッチンやトイレ洗浄に利用。IoTによる制御システムで雨水の量を監視し、遠隔制御も可能。常時1日で約200L~300Lの雨水がトイレの洗浄などに利用されている。






<農家さん散水用途・福井県>


畑への散水を目的として雨水を利用している。2400Lを貯水でき、遠隔監視も可能。






<トレーラーハウス・石川県>


能登の復興に遠くから通う職人たちのために用意したトレーラーハウスにもトイレ洗浄用に雨水タンクを設置。雨が降れば無電力で繰り返し使え、災害対策にもなる。







笠井利活 教授

福井工業大学 環境学部
環境食品応用化学科 教授 博士(工学)



<専門分野>
雨水利用、環境教育 「雨を貯めて使うのが普通の社会の実現」を通じて持続可能な社会の実現を目指す







■デンカアステックが提案する「雨水利活用」のソリューション


私たちの提案する雨水利活用ソリューションは、日常生活・災害時生活の両方で価値を発揮する「フェーズフリー(※1)」の「雨水インフラ」です。




1. 雨水の利活用による生活継続支援


雨水は、災害時における生活用水の確保手段のひとつとして高いポテンシャルがあり、日常から災害時まで活用できる、在宅避難時の有効なインフラになりえる。



2. 災害時におけるトイレの衛生環境改善


雨水をトイレ洗浄水として利用する仕組みは、衛生環境の改善に


つながる可能性が高く、また、雨が降れば繰り返し利用できる


継続性を保持している。



3. 生活用水へ「雨水」の利用範囲を拡大するための開発が進行中


生活に必要とされる水の21%はトイレ、お風呂は40%を占めています。


将来的は、「雨水」をトイレだけでなく、洗濯や、お風呂などにも


活用できるよう開発を進めています(2026年度中に次のステップへ)






※1 フェーズフリーとは


フェーズフリーとは、2014年に社会起業家の佐藤唯行氏が提唱した概念で、日常時と非常時の境界を取り払い、どちらの状況でも活用できる商品やサービスを提供する新しい防災コンセプトです。従来の防災の枠を超えた革新的なアプローチとして注目を集めており、「備える」という特別な行動ではなく、日常生活の中に自然と防災の要素を組み込むことがフェーズフリーの本質です。



<フェーズフリーの5つの原則>


・ 常活性:どんな状況でも利用可能であること


・ 日常性:日常から使えるデザインであること


・ 直感性:使用方法がわかりやすいこと


・ 触発性:災害への意識を喚起するデザインであること


・ 普及性:広く普及しやすいこと




■ 日本初(※2)の「トイレ洗浄用」雨水タンク「 PURE EDEN(ピュアエデン)」



デンカアステックが提案する雨水利活用の第一歩となるのが、トイレ洗浄用雨水タンク


『PURE EDEN(ピュアエデン)』。本製品は、これまでの「庭の水やり用」という雨水タンクの概念を覆し、


日常・災害時双方のトイレ洗浄に特化した革新的なプロダクトです。



(※2) 自社調べ(2026年2月時点、日本国内における家庭用壁面設置型トイレ洗浄専用雨水タンクとして)






1. 無電力(※3)で断水時にも使える「水洗トイレ」を実現


平常時はエコなトイレ洗浄水として利用し、災害による断水時には無電力で


トイレを流せるインフラとなります。1台で100L(約20回分)の洗浄水を確保でき、


さらに雨が降れば自動で補充されるため、備蓄型トイレにはない「継続性」を誇ります。また、独自の「水循環機能」を搭載しているためタンク内の水質を常に維持できる


仕組みを実現しました。


(※3) タンクの2階設置、トイレの1階利用等の高低差(位置エネルギー)を利用した送水方法



2. 雨水利活用の権威、福井工業大学・笠井教授との共同開発


雨水利用の第一人者である笠井利浩教授との共同開発。技術的裏付けに基づいた、安全で衛生的な「生活資源」としての雨水利用を可能にしています。笠井教授と共に「雨を貯めて使うのが普通の社会の実現」を通じて持続可能な社会の実現を目指します。



3. 都市部の狭小住宅にも馴染む、壁面設置型の「機能美」


日本の住宅事情を考慮し、場所を取らないスリムな壁面設置型デザインを採用。災害に備える「重装備」感を感じさせず、日常の風景に溶け込みながら家族の生活継続力を高める、まさに「フェーズフリー」を体現した設計です。




■雨水利活用のロードマップ「雨水チャレンジ構想」


家庭で使用される水の約21%を占める「トイレ」から、将来的には生活用水の約8割を雨水でまかなえる世界の実現を目指します。



【Step 1】 トイレ・散水用途 (現在)


『PURE EDEN』を主軸とした、トイレ洗浄・散水への雨水活用を普及。



【Step 2】 生活用水への拡大(2026年末予定) 家庭内水使用量の約80%(トイレ・風呂・洗濯)へ利用範囲を広げる高度な浄化・活用技術の開発。



【Step 3】 IoTによる「スマート雨水管理」


リアルタイムの気象データと建物ごとの雨水タンクをIoTで連携。豪雨前には自動で放流して貯水容量を空 け、渇水時には蓄えるといった、地域全体で雨水を最適に管理・制御するシステムの実現。コンセプトは「一軒一軒のタンクがネットワークでつながり、街全体がダムになる」




■ 今後の展望 雨水を「捨てる」から「活かす」社会インフラへ


デンカアステックは、雨どいメーカーとして長年培ってきた「雨水の集排水技術」を礎に、雨水を貴重な資源として循環させる社会インフラの構築に挑みます。



<デンカアステックが向き合う3つの社会課題>


わが国は、首都直下型地震や南海トラフ地震といった巨大地震への備えが急務である一方、気候変動による豪雨被害(内水氾濫)も深刻化しています。当社は以下の3点を軸に、社会のレジリエンス(回復力)向上に貢献します。



・ 水不足への対策 : 雨水を資源として利活用し、環境への配慮を実現


・ 災害時への備え : 首都直下型地震や南海トラフ地震を見据えた災害時への備え


・ 豪雨による内水氾濫対策 : 豪雨時の床下浸水対策製品の開発




■ デンカアステック株式会社について


デンカアステック株式会社は、旧東洋化学時代から約70年にわたり、雨樋の開発・製造に携わってきた、雨どいの老舗企業。国内で唯一、樹脂製・金属製の両方の雨樋を手がけるメーカーとして、多様な建築ニーズに応え続けています。こうした長年の実績に裏打ちされた「雨水の集水・排水」に関するノウハウを活かし、現在は“捨てる水”から“活かす水”へと視点を転換。災害時や水不足の時代において、雨水を「貯めて使う」「制御して守る」といった“水循環の新たな専門企業”として雨水をインフラ資源へと昇華させる革新に挑戦しています。




■ デンカアステック株式会社 会社概要


社名:デンカアステック株式会社


設立年:2021年4月1日(デンカ株式会社より分社化)


資本金:5000万円(デンカ株式会社100%子会社)


代表者:代表取締役社長 後藤一之


本社所在地:東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館 12階


電話番号:03-5473-7770(代表)
ホームページ:https://www.denka-astec.co.jp/