女性向け月刊誌「ジュノン」による美男子コンテスト「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が23日、東京都内で開かれ、神奈川県の高校2年、稲葉友(16、いなば ゆう)さんがグランプリに輝いた。

 1988年、「あなたの隣の素敵な男の子、スイセンしてください」をキャッチフレーズにスタートした同コンテスト。22回目となった今回も、芸能事務所に所属していない13歳から22歳の男子を対象に、史上最多の1万5491人の応募が集まっていた。

 最終選考に勝ち進んだ13名を審査したポイントは、「容姿」「ファッションセンス」「個性」「タレント性」「将来性」の5項目が基準。その他の受賞者として、準グランプリに高校2年生の鈴木勝大(16、すずき かつひろ)さん。フォトジェニック賞には、高校生1年生の鈴木身来(16、すずき みらい)さんが選ばれた。

 賞の授与式の後、一人ずつの総評も発表された。グランプリを受賞した稲葉さんについて「やんちゃな雰囲気に好感が持てたが、歌のパフォーマンス(平井堅の『僕は君に恋をする』)が良かった。聞き惚れるような歌声、女心をとらえるスベを知っている」と評価。準グランプリの鈴木さんについては「少女漫画から抜け出した“王子様のようなルックス”。そして、バトンを使ったダンスと決めポーズが魅力的で、ハートにズキュンときた」との評価が述べられた。

 同コンテストは、武田真治、袴田吉彦、柏原崇、伊藤英明、加藤晴彦ら人気スターを多く輩出。そして会場には、小池徹平、山本裕典、溝端淳平、三浦翔平、市川知宏、菅田将暉らが特別ゲストとして駆けつけていた。壇上に上がった菅田は、来場者に向けて現在の活躍ぶりを報告。また、最終選考者に向けては「僕は、賞を受け取る結果が無かったけど、この場所が(芸能界デビューの)キッカケとなった。最後まで、精いっぱいアピールして」とエールをおくっていた。