初来日、ケン・フロに訊くJ-MMA
――ケニーはUFCファイターになる以前から、ブラジリアン柔術とMMAで活躍していましたが、当時は日本のMMA界についてどのような印象を持っていたのですか。
「僕はMMAファイターになる以前から、日本のMMAのファンだった。日本のビッグショー……そう、ファンが選手を心の底から尊敬して、素晴らしい技術がリング上で見られる日本のイベントを見るのが大好きだったんだ。僕にとって、格闘技を続ける上で日本は本当に大切なモノだったよ」
――ケニーとって、日本マットで活躍していたファイターで憧れの選手はいましたか。
「タカノリ・ゴミとカズシ・サクラバの2人は、僕が最も敬っていた日本のファイターだよ。ゴミもサクラバもこのスポーツのトップに本当に長い間立ち続け、常に素晴らしい試合を見せ続けてくれた」
――UFCではライト級での活躍が一番印象に残っているケニーですが、日本マット界の軽量級は世界最高レベルを誇っている時期が長く続きました。
「カオル・ウノはそんななかでもMMAのパイオニアだと思っている。彼はどの試合でも、常にファイティングスプリットを見せてくれる。そして多彩のテクニックを持っている彼のことが大好きだった。カオル・ウノはMMAが一つのスタイルをもって戦うのではなく、全ての要素で確かな技術が必要だといち早く理解していたファイターの一人だった。当時も今も、僕はカオル・ウノのファンで、いつだって凄い存在だ」
――宇野薫選手が、初めてレギュラーでUFCに定着したファイターだったのですが、今ではケニーの下で出稽古を行なったことがある日沖発選手がUFCで活躍しています。
「ハツは僕にとって本当の友人であり、ファイター、そしてマーシャルアーティストとして彼の技量に心から感服している。ハツはもの凄い努力家で、熱心に学び、成長している。謙虚な人柄の持ち主だけど、テクニカルでデンジャラスなファイターだよ。もし、本当のテクニックを学びたいなら、ハツを追えば良い。彼はあらゆる面で模範的なMMAファイターなんだ」
――初来日ながら、何かと日本とも縁深いケニーですが、3月2日にMMAグラップリング・セミナーを東京で開催するそうですね。ぜひ、ここでセミナー参加者にメッセージをお願いします。
「初めて日本に行けることに本当にエキサイティングしています。本当に短い時間しか滞在できないですが、日本でセミナー開くという夢が実現します。僕はみんなに指導するだけじゃなくて、日本でセミナーを行なうことが僕自身の勉強になり、これ以上ない良い経験になると思っています。どのような格闘技でも、自らの手足で自分の身を守ることは、最終的に最も有効な手立てとなります。そして、僕が大好きなカオル・ウノが協力してくれて、友人のハツ・ヒオキも駆けつけてくれるセミナーでは、MMAで勝つための最新のテクニックを日本のみんなにお見せすることができればと思っています」