後ろ足重心、抜群のバランス感覚と距離感。付け入る隙がない世界フェザー級王者ジョゼ・アルド。日本や他のプロモーションでも盛り上がりを見せる同階級で、間違いなく世界一の称号を持つファイターだ

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27日(火・現地時間)、ズッファより9月30日(木・同)コロラド州ブルームフィールドの1stバンクセンターでWEC51「Aldo vs Gamburyan」の開催が正式発表された。メインは大会名にある通り、WEC世界フェザー級選手権試合ジョゼ・アルド×マニー・ガンバーリャン戦だ。今やパウンドフォーパウンドの誉れ高いアルドにとって、2度目の防衛戦となる。

4月のPPV大会でユライア・フェイバーを相手に、完全防衛を果たしたアルドの首を狙う次のチャレンジャーは、マニー・ガンバーリャン。TUFシーズン5準優勝者にとって、WEC移籍後4試合目で王座挑戦を迎えたことになる。

ブラジルの名門ノヴァウニオンに所属する王者は、その確かな柔術の技術を見せることなく、卓越した打撃センスで08年6月のWECデビュー以来7連勝中、その往く手を阻む者はいないという評価もあるチャンピオンだ。

以前はミドル級で戦っていたこともあるガンバーリャンだが、身長は 165センチとフェザー級でも小さな部類に入る。ゴーコー・シビシアン率いるアルメニアン・マーシャルアーツ、柔道、サンボ、レスリングにブラジリアン柔術の要素を加えたハヤスタンMMAを引っ提げ、最強のファイターに挑む。

アルドはリオデジャネイロで、ガンバーリャンはセントルイスと、日本以外でプロ修斗公式戦を戦ったことがあるという意外な接点を持つ両者。ガンバーリャンが遠い間合いからパワフルなパンチで、アルドの目をつり、テイクダウンに成功すれば、ようやくアルドのグラウンドワークが見られるかもしれない。

その一方で、この遠い間合いから打撃とテイクダウン狙いを身切られると、アルドの一方的な展開、あるいはアンデウソン・シウバ化した試合が見られることも予想される。

9カ月で6度目イベント開催となり、ファイターの新規参入には壁が高くなっている反面、出場選手はファンに認識され、まさにリーグ表のないリーグ戦状態で厳しい生き残り合戦が繰り広げられている現在のWECだ。

また、元バンタム級世界王者ミゲール・トーレスはチャーリー・バレンシアと対戦、世界ライト級選手権試合として行なわれたドナルド・セラーニ×ジェイミー・バーナーの再戦、さらに世界挑戦経験があるレオナルド・ガルシアが、前回のエドモント大会で対決をぶち上げたベストファイト男マーク・ホーミニックと対戦。オフィシャル・ホームページで現在発表されている他の6試合のマッチアップも、顔なじみのファイターばかりとなっている。

4月のPPV大会でベストファイトを獲得したコリアン・ゾンビも5カ月ぶりの出場となり、TUFシーズン8出身のジョージ・ループと拳を交える。

アンダーカード出場12選手のうち、7人がファイト・オブ・ザ・ナイト獲得経験があるというWEC51、馴染みの“デキる”ファイターが顔を揃え、ハイレベルかつ拮抗した試合が見られる大会となりそうだ。
対戦カード&詳細はコチラ

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