2大会連続でワールドカップ出場を逃し、今回もまた傍観者として大会の進行を眺めざるを得ない中国男子サッカー代表。彼らがワールドカップに進出できない理由についてはすでにこれまでにも国内メディアを中心に数々挙げられてきたが、このたび騰訊網スポーツチャンネルは「男子選手の1試合当たりの平均運動量が、女子選手を下回っている」との統計データを紹介した。

 記事では、FIFAが発表しているもの基づくデータとして紹介している。プロサッカー選手1名の1試合における運動量は平均1万メートルで、最低でも6000メートル、多い選手では1万2000メートルの距離を走るという。これに対して、中国国内リーグの選手たちの平均運動量はわずか7000メートルで、少ない者はたった3000メートルにすぎず、1万メートル走る選手は数えるほどしかいないというのだ。しかも、全盛期には9000〜1万メートルは走っていたといわれる、中国女子サッカーチームの選手たちに遠く及ばない有様である。

 運動量が少ない理由として、フィジカルトレーニングのレベルが外国よりはるかに低いことが挙げられた。国外リーグでは、試合の終盤にゴールラッシュが訪れるケースがよくあるが、中国の選手はだいたい後半15〜25分頃にはバテだし、この時間帯以降はゴールの数が減るという。フィジカル能力の不足によって、試合後半の戦術を組み立てることができず、「人がいるのにボールが来ない」もしくは「ボールがあるのに人が来ない」状態がしばしば出現するのだ。多くの選手の体力はレフェリーにも及ばないとまで言われている。

 問題は、単に運動量が少ない、運動能力が低いということではなさそうだ。中国国内リーグでは、12分間走が体力測定の基本手段として用いられている。この12分間走の成績を見る限りでは、中国選手と欧米選手の間に差はないという。しかし、ピッチ上に立つと、そのパフォーマンス能力には歴然と差が出てくる。つまり、ポジション取りやテクニックを駆使して90分間体力をキープすべきサッカーにおいて、中国選手はピッチ上を意味なく駆け回って無駄に体力を消費してしまっているということのようだ。

 無駄に走って後半バテて、結局試合を通した運動量は欧米選手に劣る。あるいは、ポジション取りが徹底されていないために効率的に動けず運動量が増えない。体力の強化とともに、やはり各自のテクニックやフォーメーションに対する意識の強化が必要のようだ。(編集担当:柳川俊之)



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