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 “女は弱し、されど母は強し”大辞泉に載っているこの慣用句、言葉通り「女性は母親になると、子供を守るために強い力を発揮するものだ」という意味を意味する。あなたも、ふとした時の母親の強さに驚かされた経験があるだろう。現在上映中の映画「私の中のあなた」には一人の社会人として、一人の女性として生きるよりも、真っ先に我が子を優先し、その身を捧げる強い母親が登場する。世界中の人々を感動の涙で包み込んだ、この映画は私達に夫婦、家族のあり方を強く訴えかけてくる。

 本作は、白血病の姉・ケイトを救うため、臓器を提供するドナーとして生まれてきた妹・アナが、「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は自分で守りたい」と両親を提訴する事から始まる生命観を問うヒューマン・ストーリー。アナはなぜ突然両親を訴えたのか? 大好きな姉の命を奪ってしまうのか? 物語が核心に迫る時、私達は思いも寄らない家族の愛に気付かされる。

 夫婦の姿を中心に描いた映画は、過去にも多く上映されており、多くは“妻が強く”描かれている。太宰治原作「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」、数組の熟年夫婦を取り上げた「60歳のラブレター」、はたまた両者ヒットマンによる過激な夫婦喧嘩を描いた「Mr.&Mrs.スミス」(!)までその形は様々。作品の中に描かれる2人と、自分達の相違点を感じながら、今後の夫婦のあり方に思いを馳せるのも、映画の楽しみの一つであろう。

 「私の中のあなた」では、娘を救う為に一生懸命になるあまり周囲が見えなくなってしまう、強い妻の姿がとても印象的だ。頑なな意志を持ち行動を起していく妻に対し、常に消極的な夫は少し頼り無く、人々の目に不安に映るかもしれない。しかし、映画の語り手が夫に変わった瞬間、その優しさを感じ、その行動に納得をすることだろう。映画を一つの視点で描いた時、影に隠れた登場人物の心情が分からないまま終了してしまうことが多い。「私の中のあなた」は家族全員の視点から語っていく為、観客は必ず自分と近い立場のキャラクターを見つけることができるのだ。

 この1つの家族の物語は、既に多くの反響を呼んでいる。livedoor ブログ検索で「私の中のあなた」というキーワードを検索するとその数は3,156件にのぼり(11月2日現在)、livedoor ブロガー試写会に訪れた人からも「鑑賞後、家族アルバムをつくりたくなった」「家族愛と優しさが詰まっていて、涙が止まらない」等熱いコメントが寄せられている。また「この感情を文章にするのは難しい。映画で得たのは“感想”ではなくて、“感情”」と実際に映画を鑑賞しなければ分からない物語の深さを感じるブロガーも。あなたも是非劇場で、この秋一番の感動を味わって欲しい。

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映画『私の中のあなた』公式サイト※音声が出ます

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