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パソコンが仕事で利用されるようになった昨今、業務での大事なデータがパソコン内に記録されている人も多い。大事なデータの中でも特に重要なのがメールだともいえる。仕事での連絡や取引先との仕事のやり取りのほか友人との連絡まで、保管されているメールは失いたくない情報の筆頭でもあるだろう。

そんなパソコンが壊れたりOSがクラッシュしたりしたら……、さぁ大変。
重要な内容のメールや相手の連絡先などすべてメールに入っているので非常に困ったことになってしまう。

このようなトラブルに備えて、メールのデータなどは定期的にバックアップを取っておきたいものだ。ところが、Windows XPを利用しているユーザーの多くが利用しているメールクライアント「Outlook Express6」は、メニュー操作などからバックアップする機能が搭載されていない。では、どうすればバックアップを取れるのか? 実はメールの内容が保存されているデータの場所さえわかれば、直接データをコピーするだけで簡単にバックアップできるのだ。

今回は、メールのデータが格納されている場所の探し方や、バックアップしておいたデータを読み込む方法を紹介しよう。

■知っ得 No.0021 もしもの時のためにOutlook Express6をバックアップしておこう


パソコンが壊れた、OSのデータがクラッシュしたなどのトラブルは、忘れた頃に突然やってくる。最悪、OSの再インストールやパソコンの交換が必要になるわけだが、ここで困るのが、壊れたパソコンデータの引き継ぎだ。特にメールは、バックアップを取っていなくて、これまでの連絡内容が確認できなくなり困ってしまうということになりかねない。

Windows XPで多くのユーザーに使われているOutlook Express6の場合、バックアップを取っておくにはちょっとしたコツが必要。いざという時のためのバックアップをする方法と、バックアップしたデータを読み込む方法を見てみよう。

●メールデータをバックアップする
Outlook Express6のメニューバーから[ツール]→[オプション]を選択する(画面1)。[メンテナンス]タブを選択し、[保存フォルダ]ボタンをクリックする(画面2)。
画面1[ツール]→[オプション]を選択画面2[保存フォルダ]ボタンをクリック
画面1[ツール]→[オプション]を選択画面2[保存フォルダ]ボタンをクリック

[保存場所]ダイアログボックスが表示される。枠の中のパスを範囲選択して右クリックし、[コピー]を選択する(画面3)。[スタート]→[ファイル名を指定して実行]を実行し、[名前]の枠上で右クリックし[貼り付け]を選択する(画面4)。
画面3 枠の中のパスを範囲選択して右クリックし、[コピー]を選択画面4[名前]の枠上で右クリックし[貼り付け]を選択
画面3 枠の中のパスを範囲選択して右クリックし、[コピー]を選択画面4[名前]の枠上で右クリックし[貼り付け]を選択

パスが張り付いたことを確認し、[OK]をクリックする(画面5)。
画面5 パスが張り付いたことを確認し、[OK]をクリック
画面5 パスが張り付いたことを確認し、[OK]をクリック

メールのデータが保存されているフォルダが開く。メニューバーから[編集]→[すべてを選択]を選択する(画面6)。ウィンドウ内のデータがすべて選択されていることを確認し、[編集]→[コピー]を選択する(画面7)。
画面6[編集]→[すべてを選択]を選択画面7[編集]→[コピー]を選択
画面6[編集]→[すべてを選択]を選択画面7[編集]→[コピー]を選択

別途にメールデータを保存しておくフォルダを作成してそのフォルダを開き、[編集]→[貼り付け]を選択する(画面8)。データがコピーされ、バックアップファイルの作成が完了する(画面9)。
画面8[編集]→[貼り付け]を選択画面9 バックアップファイルの作成が完了
画面8[編集]→[貼り付け]を選択画面9 バックアップファイルの作成が完了

なお「保存場所」のパスは、現在ひらいている「ユーザー」のメールデータの保存場所が表示される。Outlook Express6に複数の「ユーザー」を設定している場合は、保存したいユーザーに切替えた状態から[ツール]→[オプション]を選択しよう。

次のページでは、バックアップしているデータを読み込む方法を紹介しよう。