小学校火災 緊迫した状況明らかに…非常ベル鳴るも火の勢い強く、避難に階段や「救助袋」使えず 室内から燃えた衣類 北区・滝野川第三小学校
先週金曜、東京・北区の小学校で起きた火事で、先ほど、今週いっぱいの休校が決まりました。11人がけがをする一方で、死者が出なかった今回の火事。校舎内の緊迫した状況が明らかになってきました。
週明け月曜日の小学校。黒く焼け焦げ、窓ガラスがなくなっています。臨時休校のため、いつもは賑わう登校時間も子どもたちの姿はありませんでした。
先週金曜、東京・北区の「区立滝野川第三小学校」で起きた火災。男子児童と女性教員が骨折するなど、11人がけがをしました。
小6児童
「荷物は全部置いていって、もう上履きの状態で逃げたので。自分のランドセルとかが真っ黒になったり(するのが)嫌だなと」
区は先ほど、今週いっぱいの休校を決定。保護者会を開くとしていますが、授業再開のめどはたっていません。
火元となったのは、4階の「音楽準備室」。すぐ隣の音楽室では当時、5年生24人が女性教員の授業を受けていました。授業の途中、「焦げたにおい」を感じたという女性教員ですが、火災に気づかなかったのか授業を再開します。
すると、非常ベルが鳴り、男性教員が駆けつけ消火を試みますが、火の勢いは収まらないほどになっていました。
次に、男性教員は児童を避難させるため、廊下の階段を確認。防火シャッターの隣には脱出用のドアがありましたが、黒い煙が充満していて、階段からの避難は難しいと判断。
さらに、音楽室には地上に滑り降りるための「救助袋」もありましたが、上手く使うことができなかったといいます。
最終的に、児童たちは音楽室の窓から外のひさしへ避難。死者は出ませんでした。
捜査関係者によりますと、「音楽準備室」には、コンセントにつながれた電気ストーブ、その奥にはサーキュレーターがあったということです。これらは当時、同時に使用されていた可能性もあるということです。
室内からは「燃えた衣類」が複数枚見つかっていて、電気ストーブから出火し、衣類などに燃え移った可能性もあるとみて、警視庁が電気ストーブの鑑定を進めているということです。
関連はわかっていませんが、卒業生や児童は、音楽準備室には校内イベントの衣装が保管されていることがあったと話します。
今春卒業した生徒
「謝恩会で(着用した)鼓笛の衣装が(3月に)大きい段ボールにいっぱい入っていたので」
警視庁が火災の原因を調べています。
