栃木強盗殺人8日前に目撃された黒い軽ワゴン車、以前にも目撃される…トクリュウが複数回下見の可能性
栃木県上三川(かみのかわ)町の民家で親子3人が死傷した強盗殺人事件で、県警は21日、強盗殺人容疑で逮捕した指示役とみられる竹前海斗(28)と妻の美結(25)両容疑者の横浜市港北区にある自宅アパートを同容疑で捜索した。
捜索は午前10時頃から始まった。捜査員約10人が住宅街にある2階建てアパート1階の一室に入り、午後1時過ぎに押収品の入った段ボール5箱ほどを運び出した。夫婦の自宅は雨戸が閉じられ、ベランダにはペットボトルや粉ミルクの缶などが入ったゴミ袋が放置されていた。
県警は「匿名・流動型犯罪グループ(匿流(トクリュウ))」による事件との見方を強めており、押収品を分析するとともに、取り調べを通じて、さらに上位の指示役がいるかなど指示系統の解明を急ぐ。
一方、上三川町の被害者宅を巡っては、事件発生8日前の5月6日に、近くで目撃された不審な黒い軽ワゴン車が、以前にも近隣住民に目撃されていたことも新たに判明。県警はトクリュウが被害者宅を複数回、下見するなどしていた可能性があるとみている。
被害者宅周辺では、4月中旬から複数の不審車両が相次いで目撃されていた。5月6日には警察官が軽ワゴン車を発見。付けていた「水戸ナンバー」が盗まれたものだったため助手席にいた茨城県八千代町の職業不詳の男(41)を盗品等保管容疑で7日に逮捕した。運転者は逃走した。
車内からは目出し帽なども見つかり、男が「闇バイトに応募した」と話していることから、県警は強盗殺人事件を起こした高校生らとは別のグループの実行役とみている。男は同乗していた人物について「初対面だった」と説明しているという。
