試合開始時間が突然3時間前倒しに? 見たい人が多すぎる今の韓国KBOリーグを表す動き
【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】
「試合開始を17時から14時に変更します」
韓国KBOリーグではこんな発表がたびたびある。今年は5月末までの試合で9試合の変更が発表になった。いずれも土曜日の試合だ。なぜか。
KBOリーグでは月、曜日ごとに開始時間を定めている(球団の裁量で変更可)。5月は平日18時30分、土曜日17時、日曜・休日14時。夏季になるとドーム球場を除き14時開始は無くなり、17時または18時開始となる。
現在のKBOリーグは人気が高く、毎週金曜日のナイトゲームを地上波テレビ局(KBS 2TV)が中継していることを4月21日の本コラムで紹介した。土曜日の開始時間が3時間前倒しになる理由、それは地上波局(SBS)の番組編成に合わせるためだ。
もう一つの地上波局、MBCは日曜日14時開始のデーゲームを「サンデーベースボール」と銘打って毎週中継を行っている。SBSが土曜日に中継することで韓国では金、土、日と地上波全国ネットでプロ野球を見ることができる。
KBOリーグの公式戦全試合はスポーツ専門チャンネルと、有料動画配信サービスで放送、配信されている。一方で地上波局での中継は、ライト層やインターネットに不慣れな世代がプロ野球に気軽に触れる機会となる。
試合時間変更が発表になるのは約2週間前と直前だが、前売り入場券の発売開始が1週間前(一部球団を除く)なので大きな混乱にはなっていない。
ここまで行われた211試合のうち、半分以上の126試合が大入り満員のKBOリーグ。球団職員であっても「チケットを取って欲しいという要望になかなか応えられない」という。
土曜日の試合時間変更は、「見たい人が多い」今のKBOリーグを表す動きの一つだ。
