「特定外来生物」に指定されているタイワンリス(藤沢市提供)

 藤沢市で2025年度のタイワンリス(クリハラリス)の相談・捕獲件数がいずれも前年度と比べ2倍超を記録し、過去最多となった。家庭で育てる作物が食べられる被害相談が相次ぎ、捕獲件数は300匹を超えた。市は対策として市民に捕獲用おりの設置や貸し出しを進めている。

 タイワンリスは灰褐色の体と長い尾が特徴で、大きさは40センチほど。ミカンなど農作物や庭木の食害に加え、家屋の電話線をかじるなど生活被害を起こす。

 現在は「特定外来生物」に指定され、飼育や運搬、野外への放出が原則禁止されている。県内では横須賀・三浦地域に多く生息し、近年、北西部に拡大しつつある。ペットとして飼われていた個体が手放され、野生化したのが増殖の一因とされる。