「洗い物は任せていい?って投稿したらめちゃくちゃ怒られた」恋リア出演でも話題のイケメン料理研究家・小泉勇人(30)が語る、数々の“炎上”の裏側
〈家賃は選手時代の「約10倍」に…193cmのイケメンJリーガー→「バズる」料理研究家に転身した小泉勇人(30)が明かす、生活スタイルの“まさかの変化”〉から続く
Jリーグのサッカー選手から料理研究家へ――。“ユニフォームを脱ぎ、エプロンを着た男”として注目を集めているのは、小泉勇人さん(@zumi_meshi)だ。
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9年間にわたる選手生活の中で、公式戦出場はわずか14試合。思うような結果を残せず、葛藤を抱えた日々も少なくなかったという。そんな小泉さんは現在、料理研究家としてセカンドキャリアを築く一方、ABEMAの恋愛リアリティー番組『恋愛病院』への出演をきっかけに、その知名度をさらに高めている。
“挫折を経験した元Jリーガー”は、なぜ料理の道へ進み、再び人前に立つことを選んだのか。SNSで常に話題を呼び続ける小泉さん本人に、“バズる戦略”や『恋愛病院』出演の裏側について聞いた。(全3回の3回目/最初から読む)

小泉勇人さん ©三宅史郎/文藝春秋
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――小泉さんの投稿では、身長が高いことで換気扇に頭をぶつけそうになったり、彼女がいないことを自虐したオチなどがあり、親近感が湧きますね。投稿のネタはご自身で考えていらっしゃるのでしょうか。
小泉勇人さん(以下、小泉) 基本的には、僕が考えています。バズるって、人の感情をどう動かすかだと思うんです。もちろん、自分が発信したいことも大事なんですけど、それだけじゃなくて、人が求めているものとのバランスも考えないといけない。
今は、戦略的に“彼女がいないこと”を自虐した投稿もしています。「30歳でこんな投稿していて、さすがにイタいな」って、自分でもわかっているんです。でも、プロデューサー目線で自分をメタ認知した時に、「今はこうするべきだな」と理解した上でやっています。ずっと真面目な投稿ばかりしていても、なかなか見てもらえないですから。
――最近の投稿では、料理研究家のリュウジさんも巻き込み、Xで大きな話題となっていましたね。
小泉 はい。「作るのは任せて。洗い物は任せていい?」って、料理の画像と一緒に投稿したんです。そしたら、「お前が全部やれよ!」「自分で洗わないならワンプレートにまとめろ」って、めちゃくちゃ怒られました(笑)。
ただ、一つの投稿の文章や写真だけを切り取って悪口を言ってくる人は、もう“流れ弾”みたいなものだと思っています。だから、アンチコメントも基本的に全部“いいね”しています。
――美容室に行かれた時の投稿も賛否両論あったとか。
小泉 そうですね。美容室で椅子に座ったまま自撮りした写真に対して、「この座り方が嫌だ」「足を投げ出すな」って、たくさんご意見をいただきました。でも、この身長なので、普通に座っていると単純に足がつらいだけなんですけどね(笑)。
もちろん、TPOはちゃんとわきまえています。たとえばこれを国会議員が議会とかでダラッとやっていたらダメですけど、自分の好きなタイミングで美容室で写真を撮っただけなので。「誰にも迷惑かけてないよね?」って思っています。
どんなに“炎上”してもポジティブに受け止める理由
小泉 でも、アンチがいるってことは、それだけフォロワー外にも広がって、バズっている証拠なんですよね。そのあたりはプラスに捉えています。わざわざ時間を使って見てくださっているわけですから、ありがたい存在ですよね。
――ポジティブに受け止めているんですね。
小泉 投稿を見て、「何なんだこいつ」と思う方がいるのもわかっています。でも、これは僕の本心そのままではないですし、誰かを傷つけているわけでもない。逆に、聖人君子みたいなイメージがつきすぎると、何かあった時に一気にイメージが下がってしまうので、期待値調整のバランスは必要だと思っています。
まずは僕に興味を持ってもらって、インスタを見に来てもらったり、記事を読んでもらったりして、「意外とちゃんとしてるな」とか、「こういうことをやっている人なんだ」って伝わればいいかなと。
――本業の料理についてもお伺いしたいのですが、活動される中で、「これは失敗だった」と感じた経験があれば教えてください。
小泉 全然ありますよ。焦げたチャーハンもそうですけど、もともと料理経験がなかったので、「何をどう混ぜたら、どういう味になるのか」も全然わからなかったんです。
でも今は、全部“方程式”みたいに理解できるようになってきました。どういう味付けをしたら、どういう味になるのか、ある程度パターンが見えてきたので、それを何十個か覚えておけば、食材が変わっても応用できるんですよね。
――小泉さんの自炊投稿を見ると、盛り付けも綺麗でとても美味しそうで、数年前にチャーハンを黒焦げにしていたとはとても思えません。大変な努力をされてきたのですね。
小泉 そうですね。ただ、それで言うと、自分ひとりで全部を抱え込みすぎた時期もありました。
引退後は、サポーターの方向けに料理教室を開いて、キャリーバッグを抱えながら全国を飛び回っていたんです。ホテルや友人の家を転々としながら、その合間にレシピ本の撮影もして……という生活を続けていたら、完全にパンクしてしまって。実際に倒れてしまったこともありました。
「これは仕組み化しないとダメだな」と思って、人を入れたりもしたんですが、今度はマネジメントの問題が出てきたりして。ありがたいことに、今は少しずつ体制も整ってきたので、恋愛番組への出演など、活動の幅も広げられるようになっています。
恋リア出演の理由は「彼女がいなくて、ちょうど空いていた(笑)」
――今おっしゃっていたように、恋に臆病な男女が集まる恋愛リアリティー番組『恋愛病院』に出演されていますね。そのルックスや高身長、そして元Jリーグ選手としての経歴や料理の腕前などを考えると、大変モテそうな印象ですが、出演を決められた理由はどのようなものだったのでしょうか。
小泉 実は、これまでにもいろいろな恋愛リアリティー番組からオファーをいただいていたんですが、全部お断りしていたんです。応援してくださっているフォロワーさんは女性の方が多いですし、「ブランディング的にどうなんだろう」「出るメリットはあるのかな?」と思っていて。
ただ今回は、僕も以前から視聴者であり、登録者200万人弱を誇る経済メディア『ReHacQ』とABEMAの共同企画だったこともありましたし、30歳という節目で、違うジャンルに挑戦してみたい気持ちもあって、出演を決めました。
今だから言えるんですが、この番組の撮影日、実はクリスマスだったんです。僕、彼女がいなくて、その日ちょうど空いていたのも決め手ですかね(笑)。
――そんな裏話を聞かせていただけるなんて! 番組では、元政治家の石丸伸二さんや俳優の石黒英雄さんなど、個性豊かなメンバーに囲まれていらっしゃいましたね。カメラが回っていない場面で、印象的だったエピソードがあれば教えてください。
小泉 男性陣では僕が一番年下だったんですが、みんな人情が厚くて、本当に素敵な方ばかりでした。番組だけを見ていると誤解される部分もあるかもしれませんが、各業界で活躍されている方々なので、人間性も本当に素晴らしいんです。
番組が終わった今でも仲良くさせていただいていて、LINEで連絡して、その日のうちに集まって飲みに行ったり。この前はバーベキューもしましたね。
――それは素敵な関係ですね。番組内では、インフルエンサー・えりなさんとの“いちごを使ったキスシーン”も大きな話題となりました。観ているこちらもドキドキしてしまいましたが、当時はどのようなお気持ちだったのでしょうか。
小泉 実は、あのシーンには台本がなかったんです。もちろん事前に知らされてもいなかったので、あの手紙を読んだ瞬間、「これ、一生残るな……」「本当にやるのか……」って、かなり葛藤しました。
迷いはありましたが、あの場でやらないという選択肢もなかった。そもそも、会ったばかりで、まだお互いのことをよく知らない相手と、いきなりキスなんて普通はできないじゃないですか。覚悟を決めて挑みました。
――まさか、あのシーンに台本や事前の打ち合わせがなかったとは驚きです。
小泉 そうなんです。えりなさんについては、別の番組に出演されていた際の切り抜き動画が話題となっていたこともあり、お会いする前から存じ上げていました。実際にお話ししてみると、とても真っ直ぐで、自分の感情を素直に表現できる方だなという印象でした。
――5月7日に放送された最終回では、“恋を選ばなかった”小泉さんの行動について、ネット上でもさまざまな反響が寄せられていました。
小泉 はい。僕のSNSにも、本当にたくさんのご意見をいただきました。番組では言いたいことを我慢していた部分もあったので、今日は自分の気持ちを正直にお話しさせていただきますね。
僕はもともと、人を好きになるまでに時間がかかるタイプなんです。だから、2泊3日という期間は、僕にとって“恋愛”というゴールにたどり着くには短すぎました。
――そのようなお気持ちがあったのですね。また、キスシーン後の小泉さんの発言も、大きな話題となっていました。
小泉 最終回で、「キスしちゃって大丈夫かな。フォロワーマジ離れそう」って言った声を、マイクが拾っていたみたいで……。そのことをみんなの前で問いただされて、結果的にえりなさんを泣かせてしまいました。
先ほどもお話しした通り、あのキスについては本当に台本もなく、事前に知らされてもいなかったので、真っ先に頭に浮かんだのは、サッカーを辞めたあとも、ずっと僕を応援し支えてくださっているフォロワーの方々の存在でした。
ファンの方々も、きっと番組を楽しみに見てくださっていたと思います。それなのに、僕のキスシーンを見たらショックを受けてしまうかもしれない。その結果として、「フォロワー減りそう」という、あの発言が出てしまったんです。
あれは完全に自分自身に向けた言葉だったのですが、デリカシーに欠ける発言でした。彼女を傷つけてしまい、申し訳なかったと思っています。
――結果的に、どなたともカップル成立しなかったことを、ご自身ではどのように受け止めていらっしゃいますか。
小泉 そうですね。僕は決して恋愛に向き合っていなかったわけではありません。ただ、常にカメラが回っている環境の中で、スタッフさんたちが期待していたような結果にはならなかった――というのが正直な気持ちです。
「男性からも憧れられる存在でありたい」今後の展望は?
――正直なお気持ちをお話ししてくださってありがとうございます。また、これまでの“モテ事情”についても、少しお伺いしたいです。小泉さんほどのイケメンに生まれたら、バレンタインには持ち帰れないほどチョコレートをもらっていそうですが……。
小泉 バレンタインチョコですか? もらわないことはなかったですけど、数えたことはないですね。
僕、高校2年生の時にはすでにJリーグ入りが決まっていたので、週1回しか学校に行けなかったんです。そうなると、もう“レアキャラ”みたいな感じじゃないですか。だから、「写真撮ってください」とか、それなりに注目していただくことはありました。
ただ、僕、身長193センチあるので、威圧感があるのか話しかけにくいみたいで。あとから女性に「あの時、あの場所にいましたよね?」ってDMをいただくことが多いんです。「その場で話しかけてくれたらいいのに」って思いますけどね(笑)。
もちろん、女性からモテるのもうれしいです。でも、男性からも憧れられるような、そんな存在でありたいですね。
――最後に、今後の目標と展望についてあらためてお聞かせください。
小泉 現在、農林水産省の食育講師として、食の大切さを発信させていただいています。親御さんの食へのリテラシー向上や、子どもたちの健康を守っていきたい。それが、勝手ながら僕の使命だと思っているんです。これからも、この分野をさらに広げていきたいですね。
また、こども家庭庁でも活動させていただいていまして。子どもは親も食べるものも選べないからこそ、食や教育の部分で支えていきたいし、親御さんのリテラシーを高めていけるように、発信やセミナーなどを増やして子どもたちの可能性の最大化をさせてあげたいと思っています。
どうすれば正解なのかまだ分かりませんが、引退したアスリートのロールモデルになれるように、様々な方面でもがきながらも進んでいくので、これからもその姿や過程を見ていただけたら嬉しいです。人生を懸けて、この目標を叶えられるようにしたいです。
そして今、虎ノ門で有名クリエイターたちの“理想の部屋”が展示されているイベントが開催されておりまして、そちらに参加させていただいています。僕も開催中、顔を出すこともあるかもしれないので、ぜひ機会があれば足を運んでいただけましたら。もし、会場でお会いできたらお話ししましょう!
(佐藤 ちひろ)
