末期がんの父を看取った漫画家の女性 漫画に込めた思い【高知】
4月30日、末期がんで余命宣告を受けた父を家族で看取った女性がその体験を一冊の本にまとめました。
漫画で綴られた「家族の看取り」。そこに込められた思いを聞きました。
4月30日に発売されたコミック「父の逝きざま末期ガンの父を自宅で看取るまで」。
末期がんで余命宣告をされた父を、高知県内の自宅で家族が看取るまでを漫画で描いた一冊です。
この漫画を描いたうつみさえさんは兵庫県出身ですが、父親を看取った場所が県内にある父親の実家でした。
「私、2020年に漫画家でデビューして、子育て漫画を描いたりとかエッセイ漫画を描いてきたので父を介護している中でいつか私はこの話を漫画にするだろうなというのは思っていて」
うつみさんは現在、親元を離れ、漫画家として活動しながら県外で暮らしています。
本の中では母と姉、そしてうつみさんの3人が治療の方針や介護などさまざまな課題に向き合いながら、余命宣告を受けた父を自宅で看取るまでを時にユーモラスに描いています。
■うつみさん
「実際父と過ごす中ですごく面白いことだったり、不謹慎にものすごく笑ってしまうことだったりとか、葛藤した部分とか本当にこれで良かったのかとか、後悔する部分もあったので、そういうところを隠さないで描きたいなというふうには思いました」
インタビュー中、うつみさんが何度も口にした「後悔」という言葉。うつみさんが自身の体験を描いたのは、これから愛する人との別れを迎える人に少しでも自分の経験を伝えたいという思いからでした。
■うつみさん
「やっぱり後悔をするんです。したんです、私は。後悔はするけどだけどその瞬間その瞬間、自分できることを一生懸命やっていくしかないっていうのは今回すごく自分を思ったので、読んだ方もそういう風に思っていただけたらいいなという風に思います」
余命告知から家族との最期の時までを描いた「父の逝きざま」は金高堂書店など県内の書店で販売しています。
