桂浜水族館の「推し」飼育員に会いに行こう…若手6人の居場所、リアルタイムでHPの館内マップに表示
来館者に若手の飼育スタッフと積極的に交流してもらおうと、高知市の桂浜水族館は3月から、同館ホームページ内のコーナー「会える水族館」の運用に力を入れている。
館内で働く若手スタッフの現在地を画面上に表示。来館者は居場所を確認しながら、スタッフに「会える」仕組みで、交流を通じてスタッフを成長させる狙いがあるという。(太田征吾)
来館者と交流、若手の成長も期待
コーナーは2024年から始めていた。館内各所に設置されたセンサーが、スタッフの携帯するタグ入りポーチに反応し、コーナー画面上の館内マップに、勤務中のスタッフの顔写真と名前が表示される。
しかし、開始からの約2年間、SNSなどでの広報不足で来館者の認知度が低く、スタッフもタグを着け忘れるなど十分な活用ができていなかったという。
昨年の秋以降、コーナーを通じなくても大勢の来館者と交流できていたベテランスタッフたちが退職した。代わって、まだ経験の少ない若手スタッフが多く加わったため、企画開始当初の目的を生かすチャンスとして、仕切り直すことになった。直接の交流だけでなく、遠方のファンが水族館の様子を確認し、身近に感じてもらうことも期待している。
現在は若手の飼育員6人がタグ入りポーチを携帯する。同館広報主任の森香央理さん(36)は「若手スタッフは来館者とのコミュニケーションを深め、飼育している生物について詳しく解説出来るように成長してほしい」と話す。
ポーチを携帯する1人で、昨年2月に入社した飼育スタッフの向井萌(きざし)さん(21)は「会いに来てくれた人たちに、担当しているトドの生態や性格などを知ってもらいたい」と意欲的だった。
