トランプ大統領=AP

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 【ワシントン=栗山紘尚】米国のトランプ大統領は17日、米ブルームバーグ通信のインタビューで、イランが核開発計画を無期限に停止することに合意したと述べた。

 トランプ氏は今週末にも米国とイランの戦闘終結に向けた再協議が行われるとの見通しを示しているが、トランプ氏の発言通りにイランが核開発を巡って妥協するかどうかは不明で、協議直前まで駆け引きが続いている模様だ。

 トランプ氏はインタビューで、「主要な論点の大半は決着がついている」と語った。米主要ニュースサイト・アクシオスは、イランが濃縮ウランを放棄する見返りに、米国がイランの凍結資金解除を行う案が検討されていると報じたが、トランプ氏は「凍結資金を解除することはない」と否定した。

 米CBSニュースのインタビューでは、イランが濃縮ウランの撤去で「米国と協力する」と述べた。

 ただ、決着を楽観視するトランプ氏とイランの主張には依然として隔たりが残っているとみられる。11〜12日に行われた米国との協議でイラン代表団を率いたモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長は18日、トランプ氏が主張している内容は「虚偽だ」と断じた。イランのタスニム通信によると、イラン外務省報道官は「イランの濃縮ウランがどこかに移送されることはない」と強調した。

 一方、米CNNは17日、米国とイランの代表団が今週末にパキスタン入りし、20日に対面協議が行われる見通しだと報じた。

 米ニューヨーク・タイムズ紙は17日、複数のイラン高官の話として、米イラン間で永続的な和平合意に向けた枠組みを示す3ページの覚書を最終調整していると伝えた。覚書には、交渉を継続し、合意に達するための「60日間」の期間が定められているという。