3リットルのビールを豪快に飲み干し、有馬記念で「100万馬券」を当てて大絶叫…「女子アナのイメージを覆す」佐藤有里香アナ(30)の“破天荒すぎる素顔”
〈偏差値30の“赤点女子高生”→難関私大に入学→“女子アナ”目指すも…「一瞬で落とされて人間不信に」佐藤有里香アナ(30)がそれでも夢を諦めなかったワケ〉から続く
女子アナ=清廉潔白、キラキラしたエリート。そんな固定観念を豪快に笑い飛ばすのが元テレビ西日本(TNC)の佐藤有里香アナウンサー(30)だ。2023年にスタートしたYouTubeチャンネル「佐藤アナの大酒記(だいしゅき)」は酒を浴びるように飲み、競馬、競艇とギャンブルに熱中する姿が人気を呼んだ。
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インタビュー後編では、朝から競馬と酒漬けの休日の過ごし方から、馬券的中で100万円以上を獲得した有馬記念の話、さらにTNCを辞めフリーアナウンサーになった理由まで明かしてくれた。(全2回の2回目/1回目から続く)

佐藤有里香アナウンサー ©志水隆/文藝春秋
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朝から競馬と酒漬けの休日
――佐藤さんといえばお酒大好きを公言していますが、いつ頃から飲むようになったんですか。
佐藤有里香さん(以下、佐藤) 学生時代から飲んではいたのですが、本格的によく飲むようになったのは社会人になってからです。
休みの日に何をしようと考えたら、競馬中継をやっているじゃないですか? なので朝起きて、まず冷蔵庫に行き、寝起き酒のビールをプシュッとやって。それからグリーンチャンネルをつけ、競馬を見ながら乾き物をつまみに飲みながら馬券を買ってました。あと福岡に来てから焼酎を覚えたんですよ。気づいたらなんだか、パカパカ飲んでました(笑)。
――無頼すぎる休日ですね(笑)。社会人になってからずっとそうなんですか。
佐藤 福岡には友達がいなかったですし、1年目のときは、まず仕事に慣れるのに苦労して、お酒を飲んでいない日もありました。ありがたいことに入社してすぐ朝の情報番組のリポーターを担当させていただいて、遅刻は絶対にできないので。
ただそこから、いろいろお酒を覚えて。2年目以降からはコロナ禍になって、宅飲みを始めました。
――朝の段階で焼酎が入ったら、午後はもう使い物にならないですよね。
佐藤 でも宅飲みっていいんですよ。すぐソファやベッドがあるので(笑)。コロナが明けるまでは宅飲みが多かったんですが、明けてからは福岡って美味しいお店も多いじゃないですか。行きつけのお店が何軒かできて、そこで飲みニケーションを取らせてもらってました。そこで焼酎以外にもウォッカを覚えました。
――焼酎からウォッカに。アルコール度数がどんどん上がりますね(笑)。
佐藤 もともと2007年に日本ダービーを勝った牝馬ウオッカにちなんで、日本ダービーの週にはウォッカを飲むことを習慣にしていたんです。
それでバーの方にウォッカを飲む人だなと認識されるようになり、福岡に住んでた時は行きつけのバーに私専用のウォッカボトルを置いてもらえるようになりました。
――そこも競馬が絡むんですね。徹底している。酔っ払いはするんですか?
佐藤 酔う時は酔うんですけど、粗相はせずです。ちゃんと家に帰りますし、二日酔いでも意地でも会社に行っています。
女子アナの固定観念を覆すYouTubeチャンネルが生まれたワケ
――2023年12月にYouTubeチャンネル「佐藤アナの大酒記」が立ち上がります。酒にギャンブルにという佐藤さんを体現したようなチャンネルですが、どういった流れで立ち上がったんですか。
佐藤 テレビ局でもこの時代、地上波だけでは難しく、ネット配信とのハイブリッドでいきたいという思いがあったんです。それでアナウンサーを使って、YouTubeチャンネルを作ろうという話になったときに、TNCの後輩の制作の2人が「佐藤さんの好きな、お酒とギャンブルのYouTubeを作りたい」と提案してくれたんです。
ただTNCとしては、扱う題材がお酒とギャンブルなので、その内容に果たして会社の予算を出していいのかと悩んだみたいなんです。それで半年間待った後に、やっとゴーサインが出ました。
――なるほど。ただ一番最初の動画から特大ジョッキで計3リットルのビールを飲むなど、かなり凄い内容になってます。
佐藤 最初から飛ばしてました。「佐藤さんのテレビとは違う素の部分を出してほしい」と言われていたんです。私としてもどの程度まで出していいのかなと考えていたんですが、実際に始まったら普通に楽しんでました(笑)。
――佐藤さんの動画はいわゆる女子アナウンサーのイメージを崩しているのが面白いです。実際、最初の動画から「女子アナ、女子アナってくくるんじゃねーよ」と言ってました。
佐藤 みなさん、女子アナは清楚で……というイメージが強いじゃないですか。実際に私は入社した時から「お酒が好きで、競馬もします。野球も見ます」とずっと公言していました。
それでも入社してから女子アナのイメージとちょっとかけ離れていたこともあり「女子アナだったらカフェに行けよ」とスタッフに言われたこともあります。それに対して「私は赤ちょうちんが好きなんです」と言って自分を貫いていたんです。
YouTubeを見た方の中には「女子アナにああいうことをさせていいのか」と思った方もいらっしゃったと思います。でもあくまで地上波は地上波、YouTubeはYouTube。そこはきちんと分けて仕事をしていたという自負はありますし、むしろ地上波モードとYouTubeモードでの変化が楽しかったです。
――チャンネルが人気となるきっかけはなんだったんですか。
佐藤 ボートレース福岡の場外にあった立ち飲みの「酒処ひろ」さんの回ですね。ビール飲みながら、ボートレースで遊んだ動画なんですが、それがバズりまして。2年間で7万6000人までチャンネル登録者が伸びました。本当に私自身もびっくりしましたし、局としてもびっくりしていましたね。
地上波だと見る方が福岡エリアに限られますが、YouTubeはエリアを越えられます。全国各地の方に見てもらえてたのはありがたかったです。
1か月分の給料を有馬記念に投入し100万円以上勝ったことも…「有馬さえ当てればすべてよしっていう感じなんです」
――チャンネルでは佐藤さんが本気で競馬にのめり込む姿も注目されていました。もともとギャンブルにお金を使っていたんですか? 有馬記念の時に普通の人の1か月分の給料をぶち込んでいるという話も聞きました。
佐藤 有馬記念の時はそのくらい使っています。額は想像にお任せします(笑)。社会人1年目からずっとそうしています。有馬はお祭りだと思っていて、有馬で当てるために1年お金を貯めながら働く。もう、有馬さえ当てればすべてよしっていう感じなんです。
――普段からそれだけ注ぎ込んでいるわけではないんですね。
佐藤 それだと破産します(笑)。ただ有馬は一丁前に誰よりも楽しむと決めているんです。
――実際に2024年の有馬記念では予想を当て、100万円以上が戻ってきた回もありました。
佐藤 レガレイラが勝った年ですね。あれが今まで当てた最高額で、もう大脳汁が出てました。
――「戸崎ー!」「レガレイラ、いけるって」と大絶叫していましたし、的中した後は情緒不安定になって、いろいろ歩き回ったり、ドキュメンタリーとしてもすごかったです。
佐藤 自分の予想は信じていたんですけど、いざレガレイラ、シャフリヤールが来たことでびっくりしてしまって。着順が出るまでは「どっちが1着だったんだ」と考えていましたし、その後は自分の賭けた額から配当金がいくらだと頭の中に浮かんで。
さらにカメラも回っていたので、「あれっ? 番組的にこの映像で大丈夫かな」とか、とにかくいろいろ考えてました。後で見てみるとおかしくなってましたね(笑) 。
――的中が確定した後には涙も流していましたね。どういう感情だったんでしょうか。
佐藤 今まで頑張ってきたからこそ当たったんだという感激と、私も一局員、会社員なので、いろいろと経験してきた中で、やっと報われたという、自分への謎のねぎらいから涙が出ました。
――その後、YouTubeの反響はどうですか。
佐藤 ありがたいことにYouTubeがきっかけで、ホークスさん、キリンビールさんとのコラボでビール売り子の体験させていただきましたし、サントリーさんとのコラボや、元フジテレビアナウンサーの大島由香里さんとのコラボもできました。
競馬に関しても「福岡にこんな競馬好きなアナウンサーがいるんだな」と知っていただくきっかけになって、いろいろなお仕事をいただけました。
人生はギャンブル、一度は東京で挑戦したいという想いからフリーへ
――TNCのアナウンサーとして活躍されていた佐藤さんですが、今年1月31日をもって、TNCを辞めてフリーアナウンサーになりました。退職の理由を教えてください。
佐藤 実は2025年から「この1年がラストだな」と考えていました。自分の中で「何歳までにこれをしてたい。こういう生き方をしてみたい」という人生設計があるんです。
人生一度きりだし、いつ死ぬかわからないじゃないですか? 人生はギャンブル。そう考えた時に私の人生の中で本当に福岡には感謝しているんですけど、仕事の幅であったり規模感を考えた時に一度は東京で挑戦したい。挑戦するなら30歳までだという思いが数年前からありました。
ただズルズルと先延ばしにしてしまっていたので、私の中で2025年をラストイヤーにしようと決めました。
TNCのアナウンサーとしての最後が去年の中山競馬場の有馬記念のトークショーでした。地方局のアナウンサーではありましたが中山競馬場さんからご依頼いただきまして。
あの時は、もう嬉しかったですね、現地で有馬記念を楽しめる。局アナとしての最後の仕事を有馬で終わらせられる。本当にJRAさん含め皆さんに感謝でいっぱいです。
――現在は上京し、東京の事務所に所属しています。今後のキャリアプランは?
佐藤 幅広く挑戦はしていきたいですが、“競馬・野球・お酒”という軸はブレずに、唯一無二の存在として、このジャンルで勝負していきたいです。本当に好きで続けてきた分野だからこそ、誰よりもリアルに伝えられると思っています。
これまでの経験も活かしながら、テレビだけでなくデジタルも含めて、発信の幅を広げていきたいです。
――「佐藤アナの大酒記」はTNCのチャンネルのため更新は終了していますが、新たなYouTubeチャンネルを立ち上げる可能性もあるそうですね。
佐藤 「佐藤アナの大酒記」は7万人を超える皆さんに見ていただきました。YouTubeは違う形で、チャンネル名も変えて新たに始めることができたらなと。テイストは変えず、競馬をしたり、飲んだくれたりしたいなと思っています。
私は安定より挑戦を選びました。ですから“人生ギャンブル”を身をもって体現させたいと思っています。知見を広げ、視野を広げ、まずはいろんなことに触れ、目の前のお仕事を精一杯頑張りたい。そしていつか、目標である「馬主になりたい」という夢を叶えられたらなと思います。
撮影=志水隆/文藝春秋
(徳重 龍徳)
