G1奪取へ意気込むアドマイヤクワッズ

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 「皐月賞・G1」(19日、中山)

 09年アンライバルド、24年ジャスティンミラノと皐月賞2勝の実績を誇る西の名門・友道厩舎が送り込むアドマイヤクワッズは金曜朝、栗東CWで好調をアピール。程良く気合の乗った脚取りで伸び伸びと駆け抜けた。見守った友道師は「追い切り後もいつも通り。テンションも上がっていないです」と充実ぶりに納得の表情だ。

 前走の弥生賞ディープ記念は好位からしぶとく脚を伸ばすも3着に敗退。1番人気を裏切る形になったものの、指揮官は「前哨戦としては百点満点」とそのレースぶりを高く評価する。初めての中山コースに加え、マイルから一気の2F延長。未知の舞台での一戦だったが、好位から運ぶ正攻法の競馬で堂々と勝負ができたことに意味があった。「折り合いもついていたし、距離にメドの立つ内容。収穫はありましたね」と目を細めた。

 デビュー2戦目で挑んだ昨秋のデイリー杯2歳Sでは、のちの朝日杯FS勝ち馬カヴァレリッツォを撃破してレコードタイムで勝利。好メンバーが集結した朝日杯FSでも3着と確かな実力は証明済みだ。「これまで強い相手と戦ってきましたし、前走を使って体つきも少し絞れてきた感じがあります」と愛馬の成長に深くうなずいた。

 18頭立てになった90年以降で、1勝、2着1回と厳しい数字が並ぶ8枠17番枠からの発走となったが「枠はどうしようもないですからね。前走からひと皮むけた印象ですし、順調ですよ」と前を向くトレーナー。逆襲へ向けての態勢は整った。大きな可能性を秘める素質馬が大舞台で底力を見せつける。