遺体はどう遺棄された? 逮捕の父親“通勤ルート”上に遺留品残したか 京都男児遺棄
京都府で男の子の遺体が遺棄された事件で父親が逮捕されましたが、いまだに謎が残っています。遺体はどのように遺棄されたのか。防犯カメラの映像から“ある可能性”がみえてきました。
■息子捜すフリ? 防犯カメラに安達容疑者の姿

安達結希くんが行方不明となって8日の先月31日。南丹市内にある洋菓子店の防犯カメラが捉えた映像には、車から降り、店へ向かっていく、結希くんの父・安達優季容疑者とみられる人物が映っていました。手には、紙のようなもの。
店主によると、結希くんの情報提供を求めるビラだったといいます。
店主
「紙を持ってきて『貼っておいてください』みたいな。『中に貼った方がいいか、外に貼った方がいいか』と聞いたら、『どっちでもいいです』と」
息子を捜すフリだったのでしょうか。
死体遺棄の疑いで、16日に逮捕された安達容疑者。逮捕前には、自宅の玄関からそっと外を確認する様子も見られました。
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安達容疑者の通報
「学校まで子供を送り届けたが、迎えに行くと学校に行っていないと言われた」
この安達容疑者自身の通報をきっかけに、大捜索が始まりましたが、結希くんを小学校に“送り届けた”わけではなかったようです。
捜査関係者によると、安達容疑者は結希くんと小学校まで一緒に行ったあと、南丹市内の別の場所に連れて行き、「首を絞めて殺した」という趣旨の供述をしていたことが新たに分かりました。
さらにその後、結希くんの遺体を転々と移動させていたとみられています。
■“通勤ルート”に遺留品を置いた可能性

警察は、どう捜査を進め、逮捕に踏み切ったのか。そのカギとなったとみられるものが押収されました。安達容疑者が普段乗っていたという黒い車。
警察は、結希くんが行方不明になって3日後には、安達容疑者のものとみられる車を調べていました。その様子を近くで見守る安達容疑者。
この車とつながってくるのが、結希くんが行方不明になったあと発見されていた、リュックサックと靴です。
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安達容疑者の自宅、靴が見つかった場所、リュックが見つかった場所、それらをつなぐように道路が走っています。その先には、安達容疑者の職場があります。
つまり、“通勤ルート”だった可能性が。よく知っている道に、結希くんの遺留品を置いた可能性があるのです。
■府道沿いに防犯カメラ 警察が何度も確認

鈴木しおり記者(every.取材班)
「安達容疑者の自宅から、靴やリュックが見つかった現場までの道をたどってみます」
自宅を出発しておよそ10分。
鈴木しおり記者(every.取材班)
「府道453号線に入りました」
この道が、それぞれをつなぐ道。
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5分ほど進むと。
鈴木しおり記者(every.取材班)
「この付近の山林で靴が見つかったということです」
降りてみると。
鈴木しおり記者(every.取材班)
「車の通りは頻繁にあるのですが、どの車もかなりスピードが出ています。もしこのあたりで降りて山林に入っていったとしても、誰にも見つからなさそうですね」
府道から少し入った薄暗い場所で、靴は見つかっています。
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続いて、リュックが発見されたポイントへ。その道中、普段から、安達容疑者とみられる車を捉えていた防犯カメラがあります。この店の人によると。
鈴木しおり記者(every.取材班)
「府道沿いの防犯カメラに安達容疑者の車が通る様子が何度も映っていました、自動販売機でよく飲み物を買っていたということです」
行方不明前(前月2日)の映像には、安達容疑者のものとみられる黒い車が自動販売機の前で停車、飲み物を購入し、走り去っていく様子が映っていました。
店の従業員
「毎朝、自販機で飲み物を買っているのは見る。見た目の印象はおとなしそう」
警察も、何度も防犯カメラを確認しに来たといいます。
店の従業員
「警察が先月25日(行方不明2日後)に『防犯カメラの映像を見せてください』。『黒のカローラを探している』、車を探してるんだなと」
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この先にあるのが…
鈴木しおり記者(every.取材班)
「自宅から車で30分ほど、リュックが見つかった山の中へ進んでいきます。こちらの山中でリュックが見つかりました。人通りは全くなく、もちろん防犯カメラもありません」
