山形県警本部

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 山形県警は16日、マッチングアプリで知り合った米軍人を名乗る人物から「イラン派兵を回避するための費用が必要」などと求められた同県米沢市内の20歳代の女性会社員が、約71万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 中東情勢の緊迫化を利用した詐欺とみて捜査している。

 発表によると、女性は1月下旬、マッチングアプリで米軍人を名乗る人物と知り合い、SNSを通じて交際を始めた。その後、相手から「イラン派兵が決まったが、回避するには費用がかかる。助けてほしい」などと求められ、指定された日本人女性名義の口座に5回に分けて、計約71万円を振り込んだという。

 その後、来日費用の名目でも振り込みを求められ、女性が「お金がない」と断ると「ローンを組んでほしい」などと執拗に要求されたという。不審に思った女性が米沢署に相談し、被害が発覚した。2人のやり取りは当初、英語だったが「日本語が使える」と言われ、途中から日本語に切り替わった。実際に電話をしたり、会ったりしたことはなかったという。