【社会人野球】東海理化・池田大将 エース右腕が9回1失点完投勝利 JABA日立市長杯は白星発進
◇JABA日立市長杯選抜野球大会予選リーグ 東海理化3―1エイジェック(2026年4月16日 ひたちなか市民)
東海理化がJABA日立市長杯の予選リーグ初戦を飾った。エース右腕・池田大将投手(30)が9回7安打1失点で完投勝利。10奪三振、無四球の好投でJABA静岡大会4強のエイジェックを下した。
「初戦ということで、とにかく勝ちにつながるピッチングをできればと思っていました。バッターの反応を見ながら、投げることができましたし、直球で結構、ファウルを取ることもできました」
抜群の制球力は健在だった。切れの良い直球を軸に、カットボール、ツーシームを交えながら相手打線を翻弄(ほんろう)。2点を勝ち越した直後の6回には先頭の2番打者に右前打を許したが、一塁けん制死でピンチの芽を摘んだ。後続の3番打者もフルカウントから外角直球で右邪飛。「試合の流れが変わりやすいところではあったので、6回がキーポイントになったと思います」とうなずいた。
拓大から入社して今季が9年目。野球に打ち込む真摯(しんし)な姿勢は誰もが認めるところだが、昨年の日本選手権終了後に今一度、自身を見つめ直した。
「チームの方や、他のチーム、審判の方々といろいろお話しさせていただく中で、“常に一生懸命投げているイメージがある”と言っていただいて。今季は力感がない中でも、一球一球の精度を高めることにこだわってやっています」
従来は常に8〜10割の力で投球を続けてきたが、シーズンオフから5〜6割程度の力でも投球できる練習を続けてきた。球速が落ちる分、投手にとっては「勇気がいります」と語るが、見方を変えれば、同じ球種でも球速帯に幅を持たせることができる。140キロ台中盤の直球もあれば、130キロ台前半の直球もあったエイジェックとの一戦。「まだまだできてない部分が多い」と謙虚だが、しっかりと結果に結びつけた。
「日立大会の優勝を狙っていますし、今年の目標である日本一という部分でも大事な大会。いろいろ試しながら、自分の成長できる部分は何かを考え、次の試合もしっかり準備していきたい」
チームを頂点へと導くべく、次戦以降もフル回転を誓った。
