「ポテンシャルは世界に知られていた」WNBAドラフト指名の田中こころを島田慎二氏が祝福
4月14日、Bリーグの島田慎二チェアマンがメディアブリーフィングに出席し、バスケットボール女子日本代表の田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)が『WNBAドラフト2026』でゴールデンステイト・ヴァルキリーズから全体38位で指名されたことについて、祝福のコメントを寄せた。
田中は大阪府出身の20歳。WNBAのドラフトで日本人選手が指名されるのは、1997年にサクラメント・モナークスから2巡目全体14位で指名された萩原美樹子氏(東京羽田ヴィッキーズヘッドコーチ)以来の快挙となった。契約が順調に進めば、萩原氏、大神雄子氏(トヨタ自動車アンテロープスHC)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)に続く、日本人史上5人目のWNBAプレーヤー誕生となる。
日本バスケットボール協会の会長も兼任する島田氏は、「本当にうれしいですね。(田中)本人とも少しやりとりしましたけど、女子代表強化部会長の萩原さん以来(のドラフト指名)という事実上2人目の快挙。これから契約するかどうかという次のフェーズに入ると思うので、(WNBA入りが)決まったかのように軽々しく話すことはできませんが、まずはドラフトで指名されたことに敬意を表したい」と、快挙を祝った。
一方で、国際大会での田中の活躍を見てきた島田氏は、今回の指名について「あまり驚いてはいない」とも言及。昨夏のFIBA女子アジアカップ2025、そして先月のFIBAワールドカップ2026予選トーナメントでのプレーに触れ、「すでに田中選手のポテンシャルは世界に知られていましたし、(W杯予選開催地の)トルコでもそうした評価はありました。指名されたことに驚きはないですし、将来性を高く評価されていることは分かっていました。今後も頑張ってほしいですし、日本代表にもさらなる成長をもたらしてくれれば」と、期待を寄せた。
Bリーグでは、2024年6月に打ち出した中期経営計画で「2030年までにNBA選手5人輩出」という目標を掲げている。島田氏は、Wリーグの目標や方針についてはWリーグ側の所管であると前置きしたうえで、「選手をどう育成していくかは、今後さらに考えていく必要があると思います。リーグの構造も異なり、Bリーグはプロリーグ、Wリーグは実業団という違いがありますけど、その中で何ができるのか。強化だけでなく、多くの方に足を運んでもらい、より注目される環境をつくっていくことも含めて重要になるのではないか」と、私見を述べた。
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