長州小力

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ピン芸人の長州小力が10日、所属する西口プロレスの公式YouTubeに登場。東京都中野区での信号無視および無免許運転の疑いで警察の捜査を受けている件について謝罪した。

小力は、黒のジャケット姿で神妙な面持ちを浮かべ、動画冒頭「長州小力です。この度は、多大なるご迷惑をおかけし、そして世間を騒がせ、応援してくれてるファンの皆様が視聴者の皆様にご迷惑かけたことを心より深く反省し申し訳なく思います。すいませんでした」とか細い声で約4秒間頭を下げた。

9日午前、車を運転中に赤信号で停車していた小力は、車内のイスの間に物を落としてしまい、それを拾おうと前方から目を離した隙に青信号になったと思い込んで発進。左折したところで交通違反の取り締まり中の警察官に信号無視を指摘され、路肩に停車を求められたという。その際、提示した運転免許証の有効期限が先月5日で切れていたことが発覚。小力は、「そこで免許更新を忘れてたことに気づきました」と経緯を説明。再び約12秒間頭を下げ、動画を締めた。

小力の書類送検を受け、ネット上では「信号無視と無免許運転を『うっかり』という言い訳で難を逃れているけど、潔く認めた方が誠実さは伝わる」「『免許の期限が切れていたのは知っていた』との報道は何?二転三転はよくないね」「講習行けないほど忙しいわけじゃなさそうだけど?」といった叱咤(しった)の声を浴びている。

小力といえば昨年10月、WEBメディア「CHANTO WEB」(主婦と生活社)「『実家の借金3億5000万円が発覚』裕福な暮らしが一変した過去『偶然始めたプロレスコントが転機になって』」と題したコラムを報じられ、“お坊ちゃま”だった過去を公にした。

記事によれば、22歳のころに父親が急逝し、3億5000万円の借金が発覚。実家の青果店を手伝いながら芸人として活動していた小力だが、実質的に倒産という形で区切りをつけ、そこからアルバイトをかけ持つ生活に明け暮れた。そんな中、芸人仲間と「プロレスコントの合同ライブをやらないか」という話が持ち上がり、その試合の合間に急きょやった「パラパラ」が大ウケし、一世を風靡(ふうび)。全盛期にはテレビで見ない日がないほどの人気を誇った。

不健康から死亡説も

だが、近年はメディア露出が減り「消えた」「病気」と心配する声が目立ち、一時期は「死亡説」まで浮上していた。あるサイトによれば、小力がテレビから消えた理由として、「重度の糖尿病による療養説」を挙げている。たしかに、小力は過去に出演したバラエティー番組の企画で「糖尿病」であると診断され、医師から「このままでは命に関わる」とまで警告を受けた経緯がある。小力はこの宣告がきっかけで、一時期は食事制限や運動を取り入れ、大幅なダイエットを敢行した時期もあったほどだ。

その一方で、メディア露出が減った本当の理由は、「病気ではなく『ネタ番組の減少』と『営業へのシフト』という業界構造の変化によるもの」と伝えられ、主治医の指導を受けながら、全国各地を飛び回り業界では「営業の神」とも称されているようだ。

そんな小力だけに冒頭の騒動を受け、クラフトビール会社「横浜ベイブルーイング」のイメージモデルを辞退。同社の代表取締役を務める鈴木真也氏が13日、自身のX(旧Twitter)を更新し、契約終了を発表した。

鈴木氏は「小力さんから直接謝罪のお電話を頂戴しました」と明かし、「非常に残念ですが、本日をもって契約終了とさせていただきます」と記した。この投稿に「契約キレちゃいましたね」「仕方ないですね」「自身が著名人であり、影響力があるという認識を忘れないでほしい」などとのコメントが寄せられている。また鈴木氏は、「また小力さんにオファーできる日がきたら一緒に仕事したいなと思っています」とエールを送った。

たった一瞬の過ちで仕事や信用を失った小力。かつて、どん底からはい上がったが、地方営業においての“前科持ち”はいばらの道となるであろう。再び奇跡は起こるだろうか。