金沢市の県道で幅・深さ10mの陥没 1月に路肩崩落しモルタルで補強も岩盤崩れる

石川県金沢市の山間部を通る県道で11日、大規模な陥没が見つかった問題です。2026年1月にも路肩の一部が崩落していたこの場所で、適切な対応は取られていたのか取材しました。
3か月前の崩落後「適切だったのか」「片側1車線あった道路が1人がギリギリ通れる幅だけを残してなくなりました。下を流れる川が丸見えになっています。」
石川県金沢市二俣町の県道では11日未明、道路が幅およそ10メートル、深さおよそ10メートルにわたって陥没しました。
直前に通過した車のタイヤがパンクしましたが、けが人はいませんでした。
道路を利用する地元民は…◇普段から道路を利用する人は…「10日の夜遅く通ったときは何ともなかった。だいぶ前から陥没していたので、ずっと片側通行で、その範囲がどんどん狭くなっていたので、気を付けて通っていた」
断面図で見る陥没の経緯現場では2026年1月にも路肩が崩落する被害が発生、その後、3回にわたる点検では異常が確認されなかったというのに、この現場で陥没はなぜ起きたのでしょうか。
現場の断面図です。
石川県によりますと、道路のおよそ10メートル下には、岩をくりぬいて作られた水路があり、川の水が流れています。
1月、路肩の一部が崩落。石川県は雪や雨がしみこまないよう、崩れた斜面をモルタルで補強し、片側交互通行にしていました。
しかし、道路の下の岩盤がもろくなり、11日、路面ごと崩落しました。
「コミュニティバスは」「園児送迎のバスは」不安の声◇牛田和希キャスター…「突然の崩落から2日たった現場に来ています。現在も通行止めとなっていて、直径10メートルほどの大きな穴が確認できます。そしてこの道路の真下には森下川の支流があります」
現場近くの住民「13日も不安の声」◇住民は…「路線バスが廃止になってからは、高齢者はコミュニティバスで病院や買い物に行ってた。金沢市森本地区に行けないとなったらどうするのだろうって、心配の声は聞いてる」
小中学校と保育園の子どもたちを毎日30人ほど送迎するバスにも影響が…
◇医王山福祉会・寺山建夫理事長…「時間的に回り道をしないといけないということで子供たちも長時間乗らなきゃいけないから(今でさえ)通ってくれる園児が少なくなっているのがこういうことがあったらますます敬遠されて、そういう影響がこれから先出てくると怖いなと、なるべく早く復旧することを願ってる」
石川県・今回の陥没現場と同様道路を調査へ13日は、山野知事も現場の視察に訪れ、県の担当者から道路が陥没した経緯について説明を受けました。
今後、本格復旧に向け工法を検討することになりますが、通行止め解除の見通しは立っていません。
◇二俣町町会・木村裕一 副町会長…「予想以上の規模でびっくり」「(知事に)現場の状況を確認してもらえたこと、早期の復旧を約束いただいたことにありがたいと思っている」
◇山野之義知事…「工事の手法を確認した上で速やかな対応をしてほしい」「(復旧が)いつまでにということは今の段階では申し上げられないと思うが工事の進捗状況を確認しながら目処が立った段階で報告したい」
石川県は今回の陥没現場と同じように、岩をくり抜いて作られた古い水路の上に整備された道路の調査を進めるとしています。
