Aぇ!group佐野晶哉、平泉成の言葉が指針の1つ「『大丈夫』って思わせてもらえる」
Aぇ!group佐野晶哉(24)が、きょう13日に放送されたNHK前期連続テレビ小説「風、薫る」(月〜金曜、午前8時)の第11回に出演し、“朝ドラ”初出演を飾った。今作が朝ドラ初出演で、主人公・りん(見上愛)の良き相談相手となる「シマケン」こと島田健次郎役をオーディションで勝ち取った。このほど本紙などの取材に応じ、意気込みを語った。【望月千草】
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佐野が演じる島田は、新しく生まれた言葉や外国語に造詣が深いキャラクター。新たな文化が入り混ざる明治時代を象徴するような役どころで、時に島田の言葉がりんの背中を押し、支えとなり、りんの日常に変化の“風”を吹かせていく。「ナースの仲間とかお母さんとか、りんさんにいろんな相談相手がいるけど、一番素をさらけ出しているのがシマケンの前だったりすると思う。見上さんにどういう顔をさせるのかが、僕の一番の仕事だなと思いながら撮影現場にいます」と自身の“役目”を受け止めた。
佐野自身は周囲からもらった言葉、経験、どんなものに背中を押されてきたのか。そう聞くと「なんですかね〜。言葉か…」と10秒近く宙をあおいだ。思い巡らす中で口にしたのは、映画「明日を綴る写真館」(22年公開)で共演した役者業の大先輩、平泉成(81)との出会いだ。
クランクインの日、2人で車内で会話を交わしていると、ふと平泉が口にした。「『60年間芝居やってても、良い芝居できたなって思いながら現場から返ったこと1回もないわ〜』って成さんがおっしゃっていて、それがすごく印象に残っています。『だからこそ芝居って面白いし、この仕事、80歳まで続けられるんだよな』っておっしゃっていて、すてきだなって思いました」。
演技仕事の現場で、今でも毎回のように思い出すという。「成さんが思うのと俺が思うのと、話は全然違うけどすごい救われる言葉ではありますね。自信がなくなりそうになった時とかに、『大丈夫』って思わせてもらえる言葉で救われています」。大先輩の言葉が指針の1つになった。
年の差57歳。平泉とは今でも連絡を取り合う、かけがえのない間柄になった。「風、薫る」への出演決定も、平泉にはしっかり電話で報告。「成さんとご一緒させてもらった作品のスタッフさんたちとご飯に行く時、夕方だったんですけど『今からご飯いきましょー!』と電話しました」。そのフランクなやりとりに、関係性の深さがうかがえる。「その時、成さんはお孫さんたちと遊んでらっしゃって、今からご飯のタイミングで無理だったんですけど、そのタイミングで朝ドラの話もしました。『おめでとう、見るね』とおっしゃてくださいました。頑張らな!と思います」。“恩師”の言葉を胸に、作品と向き合っている。
