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 歌手のジュディ・オング(76)が12日、東京・丸の内のCOTTON CLUBでジャズライブを行った。今年歌手生活60周年を迎え、その記念イヤーの幕開けとして開催。昼夜2公演でそれぞれ160人が集まり、代表曲「魅せられて」など全15曲を歌唱。アニバーサリーに向けた意気込みや、自身が出演し大ヒットしている台湾映画への思いを語った。

 会場に登場するとファンから熱烈な拍手が送られ、オングは両手を広げて応えた。青を基調としたドレス姿でステージに立ち、「まぁ楽しんで下さいな」と呼びかけ。「60周年を迎えた私の感想は、今生きている間に多くの人と出会って過ごしたいということ。人生のカーテンを閉める時に思い出は持っていけるけど、物は持っていけないもの」と話し、集まったファンとハイタッチをするなどして交流した。

 代表曲「魅せられて」では、象徴的な扇状に広がる優雅な白いドレス姿で歌唱。両手を大きく広げる振付を見せると、客席からは「おー!」という歓声が上がるなど大盛り上がり。オングは「歌でみなさんに笑顔を届けることが私の一生の願い」と話し、充実した表情で会場を見渡した。

 女優としても輝き続ける。47年ぶりに出演した台湾映画「陽光女子合唱團(Sunshine Women’s Choir)」が公開から3カ月で興行収入約35億円を突破。台湾映画史上第1位となり、国内では社会現象化している。

 同作は刑務所で生活する女性たちが合唱団を結成し、歌を通して再生や希望を見出すヒューマンドラマ。「私は歌わずにずっと指揮者していた。歌が下手になったと思われたかしら」と笑いつつ、その演技が評価され、台湾映画評論家協会が選出する最優秀女優賞にノミネートされた。「演技からこんなにも離れていたのにありがたい」と述べた。

 今後もアニバーサリーを彩るイベントが開催され、10月15日には東京国際フォーラム ホールAで歌手生活60周年記念公演を行うことを発表。5000人規模の会場で、ゲストに小林幸子(72)、中村雅俊(75)を迎える。オングは「歌手をもう一度頑張りたいという気持ち。1日しかない公演だから、もうないわよ。来てくれたみなさんには、ぜひ楽しんでいただきたい」とアピールした。