松岡昌宏

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【全2回(前編/後編)の前編】

 タレントの国分太一(51)を巡る騒動に、ようやく終止符が打たれようとしている。事態急転の裏には元TOKIOメンバーとして苦楽を共にした松岡昌宏(49)らの働きかけがあった。松岡本人が初めて明かす和解の舞台裏と「ザ!鉄腕!DASH!!」降板の真相とは。

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「自分の発言によって、世の中をお騒がせしてしまったという責任を強く感じていました。それなのに何もなかったように再び番組に戻って、楽しくパフォーマンスすることはできない。そういったモチベーションやメンタルがなくなったことが、番組降板を決めた理由です」

松岡昌宏

「週刊新潮」の質問状にこう回答したのは、レギュラー出演していた日本テレビのバラエティー番組「鉄腕DASH」からの降板を表明した元TOKIOの松岡昌宏である。

 2月16日、日本テレビの福田博之社長(64)は定例会見で、松岡に対し、

「30年間番組を支え続けていただき感謝しかありません」

 と謝意を伝えた。

 一方で、松岡の降板理由を問われると、「それは分かりません」と答えるにとどめた。

「理由もよく分からずに国分が消えていく姿を見て……」

「降板を発表する前日には、日本テレビ様の方にもきちんと連絡を入れさせていただきました。とはいえ福田社長の口から、先ほど述べたような理由を話すのは躊躇(ためら)われたのだろうと推察しております。その点については、申し訳ないことをしたと思っています」(松岡)

 降板を考え始めた時期については、

「昨年、『週刊新潮』などのインタビューを受けたあたりから、ここまで自分で発信するからには相応の責任が伴う、という覚悟は持っていました。これだけのことを言う以上は降板も視野に入れるべきであろうと。ただ同時に、いま自分が発言しないと必ず後悔するとも考えました。そういう悔いは残したくないというのと、理由もよく分からずに国分が消えていく姿を見て、このまま終わらせていいのかと強く思いました」(同)

 日テレが「複数のコンプライアンス違反」を理由に国分の番組降板を発表したのは昨年6月。しかし違反内容が明かされることはなく、国分は同10月、日本弁護士連合会(日弁連)に人権救済を申し立てた(日弁連は同12月、申し立てを「取り扱わない」と決定)。

騒動後弁護士同席のもと初の会見を行った国分太一

 そんな中、松岡は「週刊新潮」(2025年12月11日号)で「私も城島も、日本テレビさんの方から何の説明もいただいておりません」と語り、「何も説明しない、という日本テレビさんのやり方はコンプライアンス違反にはならないのでしょうか」と不信感を吐露した。

 福田社長は先の定例会見で、今年に入って松岡および元TOKIOリーダーの城島茂(55)と会談を行ったことも明かした。

 日テレ関係者によれば、

「1月中旬に、都内にある読売グループが所有する社用施設で、松岡さんと城島さん、福田社長と『鉄腕DASH』チーフプロデューサーの4名が集まりました。昨年末に福田社長の方からお二人に対して“きちんと謝罪したい”との意向をお伝えしたことで実現したものです」

「心のこもった謝罪であることはすぐに分かりました」

 この会談の様子について、松岡はこう答える。

「会談の冒頭で、福田社長とチーフプロデューサーのお二人が起立されて“本日は面会させていただきありがとうございます”とあいさつされました。続けて“本当に今回は申し訳ございませんでした”との謝罪も受けました。形式的なものではなく、心のこもった謝罪であることはすぐに分かりました。福田社長はトップとしてのお立場ではなく、一緒に番組を切磋琢磨して作ってきた一個人として謝っていただいたのだと受け止めております」

 国分も2月12日、福田社長と直接会って謝罪したことを公表。実際に面会があったのは、そのわずか数日前の2月上旬、代理人弁護士の同席はなく、1対1で行われた。

 前出の日テレ関係者が言う。

「場所は4者会談と同じ都内の社用施設でした。国分さんからは“私の行いによりご迷惑をおかけしました”と改めて謝罪がありました。また“新たな人権救済の申し立てはしない”などの言葉も頂き、その真摯な姿勢を前に、福田社長も率直に言葉を交わしたそうです。被害者への手紙も渡され、すぐに当事者へ届けられました」(同)

「日本テレビとの意思疎通における問題は“終結した”と捉えている」

 実は福田社長との会談の場で、松岡は国分の件を切り出したという。

「会談で、私が率直にお尋ねしたのは“国分が福田社長なり、日本テレビ様にお会いすることは可能でしょうか”ということです。本人は局側に謝罪したいという気持ちをずっと持っていながら、それが果たせないでいました。私としてはその点についてこだわりを持って会談に臨みました。ご無理は承知の上での相談でしたが、福田社長の方から“もちろんです”との言葉を頂戴しました。国分との面会がかなったことからも、われわれと会談の機会を設けてくれた日本テレビ様には感謝しかありません」(松岡)

 国分の代理人を務める菰田優(こもだまさる)弁護士によると、

「福田社長との面会は約30分ほどでしたが、終始、温かく丁寧に接していただいた”と国分さんは話していました。対話がかなったことで、本人としても安堵した部分が大きいようです。私どもとしてはこの面会をもって、日本テレビとの意思疎通における問題は“終結した”と捉えています」

 松岡と城島への思いについても、

「実は福田社長と1対1で会いたい旨を伝えたところ、日テレ側のレスポンスが非常に速くて驚きました。話がスムーズに進んだ背景には、松岡さんと城島さんから福田社長との会談の際に、国分さんとの面談の可能性を打診してもらったことが大きかったと考えており、国分さんは二人に大変感謝しています。メンバー間の友情やつながりは今も強固だと感じました」(同)

「都内の自宅には今も帰っていない」

 松岡はこの間、国分と交わしたやりとりについてこう明かす。

「福田社長との面会が終わった後、彼からすぐに連絡がありました。“本当にありがとう”と言っていました。その後も連絡を何度ももらっていますが、国分については私がやっているYouTubeチャンネルなどに“来たければいつでもどうぞ”と常に門戸を開いています。ただ彼としては、自分がきっかけとなってTOKIOが解散し、私が番組を降板するという事態を招来したと考えているようでした。だから私は“それとこれとは実は違う”と。確かにきっかけはあなたかもしれないけど、それで辞めたというふうに思ってほしくない。私は後悔するのが嫌で、ハッキリさせたかっただけなんだと伝えました。彼が無用な自責の念にとらわれることは避けたかったのです」

 その国分もようやく前を向き始めた、と前出の菰田弁護士は話す。

「当初の憔悴し切った様子から比べると、少しは明るさを取り戻したように見えます。自身の行いを振り返り、反省する日々を送っている点は今も変わりません。けれど一区切りついたことで、これまでお世話になった方々にようやくご自身でおわびに回ることができるようになったと聞いています。日テレ関係者ではなく、これまで支援をいただいた方や仕事上お付き合いのあった人たちだといいます。突然の降板で、事情をきちんと説明できないまま活動休止せざるを得なくなったため、ごあいさつできなかった方々が大勢いたようです」

 他方、家族との生活はかつての日常を取り戻す途上にある。事情を知る芸能関係者が言う。

「それまで住んでいた都内の自宅には今も帰っていません。宿泊施設で家族と暮らす日々を送っているそうですが、外出時には奥さんが車の運転役を買って出るなど、多忙だった騒動以前よりも家族との絆は深まっていると聞いています」

 降板を決めた松岡に対し、城島は「鉄腕DASH」への出演継続を表明。「次の世代へとつないでいくことは、長く関わってきた者としての責務であると認識しております」とのコメントを発表した。

 後編では、「鉄腕DASH」に一人残ることになった城島への思いなどについて松岡に聞く。

「週刊新潮」2026年2月26日・3月5日号 掲載