遊び心とプロダクトの交差点。3ブランド集結「PLAYFUL PRODUCTS」に行ってきた
目でも指先でも、プロダクトは楽しめる。
サラりとした質感や、意味ありげなボタン。そうした「手触り」が気になって商品に触りたくなることってありますよね。いくらネットが進化しても、見て触れることはとても大事。
そんな「手で感じるデザイン」を堪能できるイベントが開催されました。ポップアップストア「PLAYFUL PRODUCTS」です。開催期間は2026年2月7日〜8日、場所はプロダクトデザイン事務所・TENTが運営する、TENTのTEMPO。
「PLAYFUL PRODUCTS」では、3つのブランドが集結。開催場所でもあるTENTのほか、文具や収納用品をテーマとしたドケットストア、そしてteenage engineering(TE)です。
これら3つのブランドのアイテムが一堂に並び、好きに触って遊べる(もちろん購入も)のが「PLAYFUL PRODUCTS」。3ブランドとも僕の大好物で、これは雪が降っても行かねばと初日に参加してきました。
店内には素敵なプロダクトたちが勢揃い。気がつくと2時間近く滞在してしまいました…。どの製品もデザインが魅力的で、ブランドは違えど洗練されたミニマルさや遊び心といった、通底する美学も見出だせます。
個人的にグっと来たプロダクトをざっと振り返っていきましょう。
teenage engineering:これぞプレイフルの権化!
つい先日メモリ容量が倍にパワーアップした「EP-133 K.O.II」をはじめ、大人気のTE製品がズラリ。「OP-XY」、「OP-1 field」、さらにミキサーやレコーダーなどのfieldシステムも実機展示がありました。
TEの販売代理店をつとめるMedia Integrationのスタッフさんから、直々に操作方法を教えてもらえるという贅沢な体験も。楽器という文脈だけでなくデザインやプロダクトという面から関心をもてるのは、TEならではの魅力でしょうね。
長いことTEを愛してきた僕でも、この「choir」の実物は初めて見ました。スピーカーを内蔵した木製トイなのですが、複数台でコーラスさせることができるんです。
オープンした瞬間から閉店まで、息継ぎする暇もないくらいの大盛況でした!
- あおき量産 (@aoki_TENT) February 7, 2026
ずっとレジしてて、混んでるスーパーのレジアルバイトを思い出したくらい。
とはいえ、何人かの方とはお話もできて楽しかったです。ご来店ありがとうございましたー! pic.twitter.com/1yMfF7Z9Dv
えぇ声(音)だぁ…。仕事から帰ってきてこの「まろっ」とした音に身を委ねれば、情報社会の疲れも癒やされようというもの…。
ドケットストアの山下さんによると、今回のポップアップストアの名称が「PLAYFUL PRODUCTS」に決まったとき、ドケットストアとTENT、両者の大好きなブランドとしてTEの名前が挙がったそうな。実際にお客さんもTEの製品を楽しそうに触っていましたし、まさにPLAYFUL(遊び心)を体現するプロダクトといえますね。
TENT:自分たちが欲しいものを作りたい
取っ手が外せてそのままお皿になる、こちらの「フライパンジュウ」。見たことがある人もいるのでは? 「DRAW A LINE」をはじめ、TENTのプロダクトはミニマルさと機能性の両立がやはり魅力的。
ちなみに写真右の深鍋「フライパンジュウ スープ」は、2025年6月に登場した新製品。取っ手を「フライパンジュウ」と共有できるのですが、実は開発時はこの仕組みではなかったそうな。
TENTの共同代表・青木さんいわく「発売時期が遅くなったとしても自分たちが使いたいと思うものを作りたい」ということで、このかたちになったそう。取っ手を外せば鍋ごと冷蔵庫に入れたり食卓に出せたりと、間違いなく使いやすくなってる!
この「WALL FOR ONE」も、すごくよくできてるんです。ハイテーブルにも収納にもなる有孔ボードということで、家のスタンディングデスクに最適なんですよね。昨年にはデザインに統一感のあるツールボックスも登場し、さらなる拡張性をゲット。
アンダー1,000円のお手頃カードケース「SAND IT」は、収納性もお色も素敵(一緒に行った編集部員が購入してました)。実は一時期販売終了になっていて、2026年1月に復刻したばかり。
ドケットストア:みんなの「いいな」がここにある
確定申告シーズンになると、SNSでドケットストアの製品をよく見かけます。領収書などをキレイに撮影できる「レシートスキャンボード」は、記事執筆時点では完売していました。便利だもんなぁ。
ドケットストアはセレクトも行っており、中央に見える「PAPER RACK」や、TFA社製のキッチンタイマーなど、デザインやインテリアを好む人のツボを心得てらっしゃる。小さな物も多く、手軽に買えるのも嬉しいですね。
こ、これは! 昨年登場し話題になった大原電線の堅牢かつミニマルな延長コード! 僕これのストレート版をずーっと待ってるんですけど、山下さんから「クロスだと大きなアダプターなども刺しやすいですよ」とアドバイスをもらい、さもありなん。現地にて買わせていただきました。いやーこれは嬉しい出会いだ。
これもSNSで見かけたことがあります。「FLIP RECEIPT HOLDER」というレシートホルダーなのですが、動きが面白くて。
中にレシートを置いて板をパタっと動かすと、あら不思議。レシートが移動してバンドで固定されている! 面倒になりがちなレシート処理も、こうした楽しいギミックがあると率先してやりたくなりませんか?
遊び心って、嬉しい
TENT、teenage engineering、ドケットストア。いずれのブランドにも共通して言えるのは「使っていて楽しい気持ちになるプロダクト」であること。そう思うと「PLAYFUL PRODUCTS」というイベント名は、ドンピシャのネーミングですね。
プロダクト=モノの魅力は、触ってみて初めてわかる。絶妙のクリック感をもったダイヤルや、無垢材のハンドル、あるいは打鍵感の良いキーボードなどなど。「触って遊び倒す」という姿勢は、プロダクトを理解する最良の方法なのかもしれませんね。
というわけで、TENTのTEMPOにて開催されていた「PLAYFUL PRODUCTS」でした。ポップアップは終了しましたが、お店ではTENTの製品に触れることができます。池尻大橋近くに来た際は、ぜひお立ち寄りを。

Source: X, YouTube, 山下義弘/ドケットストアの人, FRYING PAN JIU, TENT(1, 2, 3), PR TIMES(1, 2), note, Docketstore(1, 2, 3), Oohara Densen
