丸山さんは一瞬どうするべきかを悩んだが、男性も丸山さんたちが冷静にしている様子を見て、結局、何もせずにそのまま走り去っていったようだ。

◆取り締まりのおかげで「気持ちが晴れた」

「危険な状況でしたが、大事には至らずに済んだことに安心しました。気持ちを落ち着かせるために速度を少し抑えながら再び走りました」

 それから30分後、目的地へ向かう途中で意外な光景を目撃したという。

「あおり運転の車が路肩に止められていたんです。そこには覆面パトカーが停車していて、警察官が対応をしている様子でした。

 その光景を見た瞬間、私はスッキリとした気持ちになりました。あれだけ危険運転をしていた車が、結局はスピード違反か何かで取り締まりを受けていたんです。考えてみれば、あの異常なあおり方からして、“普段から無謀な運転をしていた”のかもしれません」

 一時はどうなることかと思った丸山さんだったが、結果的に無事であったことやあおり運転をしていた車が警察に捕まったことにより、「気持ちが晴れた」という。

 自己中心的な運転が思わぬ事故につながってしまうのだ。私たち一人ひとりが交通ルールを守り、周囲に配慮して運転する必要がある。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。