「20歳まで生きられるのか…」医療的ケア児が迎えた“はたちのお祝い” に母は
たんの吸引など医療的なケアを受けながら20歳を迎えた青年が、「はたちの祝い」に出席しました。20歳を迎えられないかもしれないと覚悟してきた母親が、晴れの日を迎えた我が子にかけた言葉は…。
鹿児島市の障害者支援施設で開かれた「はたちのお祝い」。利用者や職員の拍手に迎えられ仲間とともに出席した中田昌宏さん。生後2か月のころ脳性まひと診断されました。
特別支援学校を卒業後、幼少期にも通っていたこの施設で日中を過ごしています。人工呼吸器やたんの吸引、胃ろうからの栄養の注入といった医療的ケアが欠かせません。母の直子さんは何かあった時もすぐに駆け付けられるよう去年から敷地内のグループホームで働き始めました。
「24時間ほぼ寝ていた時に起きれらるようになるのかなとも思っていたし表情が出るのかなとか。この子たちはやっぱり長生きできるか分からないもんねって話をまだ小さい時にしていて、本当に20歳になるまで生きられるのかなって。周りの知っているお子さんたちも早く亡くなったりする子もいて本当に現実的にそういうことってあるんだって思ったらやっぱすごい怖くて…」
何度も入退院を繰り返しながらも強い生命力を見せてくれた我が子。立派に成長し、仲間とともに「はたちのお祝い」を迎えることができました。
(はたちの利用者代表・片平昊成さん)
「私たちは多くの方々に見守られ支えられ成長してまいりました」
式では特別支援学校の先生からのビデオメッセージも流されました。
(母・直子さん)
「この20年の間ここまで大きく成長して生きてこられたことが奇跡のようなもので、この奇跡は周りの皆さんの支えがあってこそでした」
最後に利用者と職員から温かい歌のプレゼントが贈られました。
(母・直子さん)
「この子も本当に何度も入院している中で頑張って学生生活も楽しく終えられて今を迎えられて、20年、すごかったな、我ながらよくやっていたなと思う。よく頑張ったよね。ありがとう、頑張ってきてくれて。」
ありがとう。立派に育ったその姿はお母さんにとって何よりのプレゼントです。
