【U-20日本代表|21選手&監督の通信簿】U-20W杯ベスト16敗退も、市原&大関ら10人が高評価「A」。唯一の“Sランク”は…
グループステージでは2007年大会以来となる無敗で首位通過。3連勝は日本サッカー史上初の快挙だった。しかし、10月8日のラウンド16ではフランスに0−1で惜敗。主力組が軒並み招集できていない相手を前半から圧倒的に押し込み、両手では数え切れないほどの決定機を作った。しかし、いずれも決め切れず。最後は延長後半アディショナルタイムにFVS(リクエスト方式のビデオ判定)によりペナルティエリア内でハンドを取られ、PKを決められて終戦となった。
【日本の戦績】
▼グループステージ/A組
第1節:エジプト戦 〇2−0
(得点者/市原吏音、石井久継)
第2節:チリ戦 〇2−0
(得点者/市原吏音、横山夢樹)
第3節:ニュージーランド戦 〇3−0
(得点者/小倉幸成、OG、石井久継)
▼ノックアウトステージ
ラウンド16:フランス戦 ●0−1
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■GK■
1中村圭佑[評価]D
出場記録:なし
21人のメンバーでは唯一出場機会を得られなかった。しかし、チームへの貢献度は絶大。公私ともに仲の良い市原吏音をサポートし、GKグループにおいても献身的な振る舞いで輪を作り出す。仲間からも一目置かれ、その貢献度は計り知れないものがあった。
12ピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾[評価]S
出場記録:3試合(先発3)・0失点
今大会において、最も評価を高めた選手だろう。7月のE-1選手権でA代表デビューを飾った勢いそのままに、今大会前にレギュラーポジションを奪取。正確なフィードとフィールドプレーヤー顔負けのボール捌きで、ビルドアップを助けた。シュートストップも抜群で、近距離からの決定打を何本も阻止した。
21荒木琉偉[評価]B
出場記録:2試合(先発1)・1失点
2月のU-20アジアカップでレギュラーを務め、飛び級で参戦した男にとっては悔しい大会となった。ピサノの台頭で先発出場の機会はグループステージ第3戦のみ。それでも堅実なプレーでチームを勝利に導き、ポテンシャルの一端は見せつけた。PK戦要員として準備していたラウンド16では、終了間際に相手に与えたPKから起用された点も貴重な経験に。
■DF■
2梅木 怜[評価]A
出場記録:4試合(先発3)・0得点
スピードを活かしたプレーで攻守に貢献しただけではなく、ハードワークと強度の高い守備で存在感を示した。屈強な相手アタッカーにも身体をぶつけ、ボールを奪う場面も。フランス戦もCBを助けながらタスクを遂行。最後の最後に痛恨のハンドでPKを献上したが、それを差し引いても抜群の出来だった。
3小杉啓太[評価]A
出場記録:4試合(先発4)・0得点
ロス五輪世代でも屈指の経験値を持つ左SBは、強度の高い守りと攻撃力でチームを牽引。両CBのスピード不足を補うカバーを見せ、攻撃ではサイドハーフをサポートしながら自らも深い位置まで入り込んだ。市原吏音とともに全試合に先発し、途中交代は第3戦のみ。連戦にも対応できるタフさも光った。
4喜多壱也[評価]A
4試合(先発3)・0得点
早くから期待をかけられていたDFが爪痕を残した。正確なフィードで攻撃の出発点となるだけではなく、エアバトルでも高さを活かして相手FWを迎撃。スピード不足は気になるが、左利きで189センチのサイズは世界基準であり、示した可能性は無限大だった。
